#実力デザイナー2人が作り出す『カイダン・エディションズ』
最近ファッション業界では、男女のデュオデザイナーが注目を浴びているのはご存知でしょうか?
Jil Sander(ジルサンダー)やNINA RICCI(ニナリッチ)など、時代を画すブランドだけに留まらず、新星ブランドの活躍も目覚ましいのがデュオデザイナーです。
そしてその中で、また新たな若手ブランドが誕生。
その名も、KWAIDAN EDITIONS(カイダン・エディションズ)ーー。
∞∞ ブランド ∞∞
ロンドンを拠点とし、メゾンで培った2人の技術を生かした独特なストーリー展開を発表。テキスタイルや緻密なテーラードを融合したデザインが特徴となっています。
∞∞ デザイナー ∞∞
ベトナム系アメリカ人の夫ハン・ラーと、フランス人の妻レア・ディックリーの夫妻がブランドを立ち上げ。ハンはストリートを牽引してきた「BALENCIAGA(バレンシアガ)」や、フィービー・ファイロ時代の「CELINE(セリーヌ)」でウィメンズデザイナーを務め上げました。
また、妻のレアは「RICK OWENS(リック・オウエンス)」や「ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダー・マックイーン)」でテキスタイルを担当し、その経験がカイダン・エディションズに反映されています。
時代を先行く先端ブランドで活躍してきた2人。テイストもどこか“面影”を感じさせる奇抜さとコンサバを掛け合わせたようなデザインになっています。
#ブランド名は日本のオカルト映画『怪談』から選定。
『不気味、ダーク、異様さーー』を表現した“怪談”の美しさに衝撃を受け、ブランド名に起用。その中には、ただブランドテイストにマッチすると言うことだけでなく、驚くようなデザインを探求し、ストーリーを感じさせるコレクションを作り続けたい。と言う思いが込められているようです。
#2019-20年秋冬コレクションは“スパイ”をイメージ
2019-20年秋冬コレクションは、サスペンス映画「カンバセーション 盗聴」が着想源となっています。『スパイや潜入捜査官が “普通”に見えるには?』というアイデアが取り入れられており、その中には“個性”と言うアレンジが加えられています。また、ニュートラルカラーで制服のようなウエアがある一方で、トラ柄など派手なプリントを用いた、コンサバと奇抜の正反対の要素を組み合わせたテイストが用いられいるのも特徴です。
着眼点が面白いのも特徴かもしれません。自分を表現できる“個性”がファッションの中に加えられているのは今の時代に沿った流れなのかもしれませんね。
#いかがでしたか?
『不気味、ダーク、異様さ』を表現したカイダン・エディションズ。
奇抜なデザインと、どこか“懐かしさ”を感じさせるコンサバチックなデザインがとても魅力的なブランドです。独創的で個性が際立つファッションを追及するお洒落さんは是非チェックしてみて下さいね。