ワインって定番おつまみ以外に何が合う?
ワインといえば、チーズや生ハム、ナッツなどのおつまみと一緒にいただくのが定番…とされていますが、せっかくホームパーティーを開くなら、定番だけでなく他にもいろいろなフードを揃えておきたいところ。今回は、赤ワイン・白ワインに合う、ちょっと意外なフードをご紹介していきます♪
ワインと食材、基本の合わせ方
本題に入る前に、赤・白それぞれのワインをいただくときに合わせる食材の基本の選び方からチェックしていきましょう。
紅白共通:ワインの色と同じような色の食材を合わせると◎
たとえば、
・赤ワインならベリーや赤みの肉・魚、ハム、醤油ベースの食事など
・白ワインなら白身魚、鶏肉などの白身の肉、ホワイトソースベースの食事など
が合わせやすいです。色さえあっていれば、ほとんど失敗知らずのマリアージュに。何を合わせるか迷ったら、まずはワインと同じようなカラーの食材を選んでみてくださいね。
赤ワインの場合
つぎに、ワインの色ごとに食材の選びかたをみていきましょう。
ワインの「ボディ」と味の強さ・濃さを合わせる
〜ボディの種類〜
赤ワインには、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディと大きく分けて3つの種類があります。
・フルボディ…渋みが強く、味・香りともに濃厚。
・ミディアムボディ…渋みや酸味のバランスがよく、色々な食事にあわせやすいタイプ。
・ライトボディ…薄めの色が特徴。あっさり目で飲み口が軽いため、1杯目のワインとしても◎。
〜各ボディにマッチしたお料理系統〜
・フルボディとミディアムボディ…濃いめの味付けの料理や、スパイスがきいた料理、油の多いこってり目のお料理・食材にマッチ
・ミディアムボディとライトボディ…脂っ気・塩気が少なめのお料理・食材にマッチ
同じ赤ワインでも、実は微妙に合わせやすいお料理や味が違ってくるんですね。
白ワインの場合
基本はさっぱりした後味のものを合わせれば失敗なし
白ワインの場合、基本的にはさっぱりした軽めのお食事や食材に合わせるのがおすすめ。とくに魚介系や野菜を使ったお料理に合わせやすいです。
味わいの軽さにマッチしたものを合わせる
白ワインは赤ワインとは違い「甘口」「辛口」で味わいを分類されることが多いのが特徴。
・甘口…甘さとは対照的に辛さのあるお料理や食材と合わせられることも。超甘口になると、デザートタイムに提供されることもあります。
・辛口…甘さは控えめで、渋みや酸味が強く、飲み口はすっきり。
酸味が強いものにはお刺身などさっぱりしたもの、香りが強いものはハーブなどを使って調理されたお料理とも好相性。ただ、たまに揚げ物などのこってりしたものにさっぱりめの飲み口の辛口ワインが合わせられることもあります。
いろいろ試してみて、ご自身のベストマリアージュを決めてみるのも楽しいですよ♪
赤ワインにぴったりなおすすめフード
ここから、ワインの色別におすすめのフードをご紹介。
赤ワイン=赤身肉!サラミ!といったイメージが強いかもしれませんが、意外といろいろな食材やお料理に合わせやすいドリンクなんですよ。
赤ワイン(フル・ミディアム・ライト)xぴり辛さつま揚げ
日本酒が進むイメージのさつま揚げですが、辛めの味付けのものは赤ワインの酸味とあいまってより深い味わいに。チーズ入りのものを温めていただくのもおすすめです。
チリソースを付けてさらに甘辛風味にしてもgood!
赤ワイン(フル)x鯖缶
日本の鯖缶に使われる鯖には良質な脂がたくさん乗っているのが特徴。このさっぱりした脂が赤ワインと相性抜群なんです。そのままいただくのも良いのですが、トマト煮や味噌煮としていただくとさらに旨味もアップ!
赤ワイン(フル)x酢豚
豚肉料理と赤ワインは定番の組み合わせですが、中華の定番・酢豚といただくのはいかが?こってりした脂身と甘酸っぱいソースは、赤ワインの渋みや酸味をより華やかにしてくれますよ♪
赤ワイン(フル)xハンバーガー
筆者がスペインのバルを訪れたときにびっくりしたのが、皆がハンバーガーと赤ワインを楽しんでいたこと!パンはもともとワインと相性が良いのですが、ここにお肉や油分が加わることでさらにワインの味わいが深まります。特に、牛豚パテが入ったハンバーガーなら合わないわけがありません♪
赤ワイン(ミディアム・ライト)xたくあん
マリアージュは楽しみたいけど、カロリーが気になるなあ…
という方におすすめなのが、たくあん!低カロリーで、旨味・甘み・酸味の3拍子そろったたくあんは、実は赤ワインの渋みと最高のハーモニーを奏でてくれます♪
同じ発酵系漬物だと「いぶりがっこ」も最高の組み合わせとして人気ですね。
赤ワイン(フル・ミディアム)x粉物xソース
野菜やフルーツ、お出汁などうまみたっぷりのソースが旨い、お好みやたこ焼きなどの粉物も、ぜひ赤ワインと一緒にいただいてみてください。単品で赤ワインをいただくよりも、ソースのフルーティーさと具材の風味がより濃く感じられるはずです。
赤ワイン(ライト・ミディアム)きんぴらごぼう
甘辛系お惣菜の代表といえば、きんぴらごぼうを連想される方もいらっしゃるのでは?赤ワインと一緒にいただくと、ごぼうの土の香りがさらに強く感じられ、いつものきんぴらごぼうがより味わい深く感じられるはずですよ。
白ワインにぴったりなおすすめフード
ここからは、白ワインと一緒にいただきたいおすすめフードをみていきましょう。
白ワイン(辛口)x唐揚げ
白ワインに合う鶏肉料理といえば、まず推したいのが唐揚げ!醤油ベースよりは塩ベースのものがおすすめ。レモンもキュッと絞ってください!辛口の白ワインでキリッとした後口を楽しめますが、唐揚げを食べる手が止まらなくなってしまうかもしれないので、食べ過ぎにはご注意を!
揚げ物の気分でなければ、焼き鳥もおすすめ。唐揚げ同様、塩だれでいただくと白ワインもさらにおいしく♪
白ワイン(辛口)xフライドポテト
赤ワインとのマリアージュが楽しめるジャンクフード代表がハンバーガーなら、白ワイン代表はフライドポテト!塩味とポテトのほくほく感に、後からくるワインのあっさりテイストはやみつきに。
ぜひ唐揚げとセットでどうぞ♪
白ワイン(辛口・甘口)xお寿司
酢飯にも白ワインがぴったり。赤身以外の握り寿司ネタをお塩でいただくのがおすすめです。また、甘口のワインでいただく場合は、いなり寿司とも相性が良いですよ♪
白ワインxおにぎり
ご飯系でいうと、実はおにぎりも人気が高い組み合わせなんです。とくに、日本ワインの名産地・山梨で人気で最もポピュラーといわれている組み合わせ。塩むすびやツナマヨ、海老マヨなど、シーフード系おむすびやお漬物系おにぎりなどと組み合わせてみてくださいね。
白ワイン(辛口)xサンドイッチ
ハンバーガーに合うのが赤ワインなら、白ワインにはサンドイッチはいかが?具材はハムやハーブチキン、チーズとツナ、などあっさりめのものを合わせるととてもおいしいですよ!
白ワイン(甘口・辛口)xかぼちゃの煮付け
先ほどご紹介したおにぎりの他、ワイン生産地の山梨ではかぼちゃの煮付けも支持率が高いマリアージュフード。ほっこりした甘みが、白ワインの爽やかな後口と相まってなんとも言えない味わいが楽しめます。
和食には海外のワインではなく、国内産のワインが合わせやすい!という声も多いです。
赤ワインも白ワインも、和食と一緒にいただく際はあえて国内産ワインと海外ワインを飲み比べしてみてお好きな方を選んでみるのも良いですね。
身近なコンビニ・スーパー食材で楽しめる抜群の組み合わせ♪
赤ワインや白ワインと最高のマリアージュが楽しめる意外な食べ物をご紹介してきました。今回ご紹介した食品は、全てコンビニやスーパーでおなじみの食品で楽しめるものばかり。ワイン=高級な食事に合わせる、というイメージもあるかもしれませんが、実は身近なお料理や食品でも最高の味わいが楽しめますよ♪
身近な食品やお料理との組み合わせを色々試してみると、最高の組み合わせが見つかるかもしれませんね。