■アグリーでラグジュアリーな作品を生み出すVETEMENTS
■デザイナーはなんと二足のわらじを履く「デムナ・ヴァザリア」
まずはおさらい
●VETEMENTS(ヴェトモン)を自身のブランドとして立ち上げ、毎シーズン異色的なコレクションを発表するデムナ・ヴァザリア。しかしその傍ら、同じく人気を集めているBALENCIAGA(バレンシアガ)のデザインも務め上げると言う、かなりの凄腕デザイナー。
特にストリートファッションを得意とし、『世に“ストリート旋風”を巻き起こした』のも、紛れもなく彼です。その証拠にBALENCIAGAでは数々のヒット作を生み出し、VETEMENTSでは異色のパロディ―コラボを実現。
記憶にも新しい 話題作がコチラ▼
BALENCIAGA▼
▲IKEAの激似バッグを発表し、話題を集めたトートバッグ。これもデムナ・ヴァザリアによるファッションの楽しみ方を提示。
▲ソックススニーカーの火付け役になったのが、この「スピードトレーナー」。メンズのみならず女性にも人気となりました。
▲ちょいダサな「ダッド」スニーカー。そのリバイバルを図ったのも彼。
▲パリの蚤の市での買い物袋に、インスピレーションを受けデザイン。とにかく柔軟性の高い頭脳の持ち主。
VETEMENTS
▲パロディーと天才的なコラボをするのも、クリエイティブな頭脳を持つデムナ・ヴァザリアの魅力。
▲LINEスタンプを使ったダッドシューズ。
一瞬「お洒落なのか?」と疑問に思ってしまうけれど、じわじわくるセンスに感無量。
▲毎年人気を集めているMA-1。
オーバーサイズでリバーシブル。定番のアイテムを彼らしくアレンジを加えた人気の作品。
▲国際郵送会社、DHLと正式にコラボした話題のアイテム。
誰も考えつかないようなパロディ―作を次々と発表し、「ファッションに飽きた」そんな人の歯がゆさを見事に解決。
上げればキリがないほど、話題の作品を発表し続けたデナム。
特に彼にとって2017年の春夏コレクションは、特別なものとなっています。コレクションを“全てを他ブランドとのコラボアイテム”だけで構成してしまうと言う異例の内容に。
カナダグースやリーバイス、ドクターマーチンなど誰もが知る有名ブランドが名を連ねていました。
そんな彼の最後かもしれない、2020年の春夏コレクション
舞台はなんと『マクドナルド』‼
マクドナルドを会場にし、ポテト片手にモデル登場。
ついに来ましたかマクドナルド。
「最後にとっておいた」と考えても仕方がないほど、しっくりときた今回のコラボ。(現状デナムの退任の時期はまだ発表されていません。しかし退任発表前に出ていたコレクションがこちらの為、これが最後であってもおかしくない)。
今回もあらゆるブランドとコラボしている模様。
■もしかしたら秋冬は2019年のコレクションが最後かも⁈
●退任後は「BALENCIAGAに専念する」と宣言したデナム。
その為、デナムが作り出すVETEMENTSでの秋冬アイテムは、現在発売中の2019-20AWで終わりかもしれません。
2019-20AWコレクション▼
■いかがでしたか?
アグリーだけどラグジュアリー。そんな独自の美を極めるデムナ・ヴァザリア。
彼が生み出すVETEMENTS(ヴェトモン)も残り僅かとなっています。唯一無二と言っても過言ではない彼の作品が気になる方は是非、早めにGETすることをおすすめします。