在宅勤務。おうちの準備はできていますか?
昨今、テレワーク(ICTを活用した時間・場所にとらわれない働き方)を取り入れる企業が増えています。皆さんの周りでも、自宅やシェアオフィスから勤務している方も何人かいらっしゃるのではないでしょうか?生活のあり方が多様化する中で、働き方も同じように多様化しています。
妊娠や出産、家族のサポートなど、ライフステージの変化や、病気や怪我、自然災害の影響などでテレワークを始める方も多いようです。
テレワークは場所や時間にとらわれない働き方ではありますが、テレワークを始める前に意識すべきことや準備すべきことは多くあります。特に「働く環境」を整えることはまず第一にやっておきたいことの一つです。
シェアオフィスやコワーキングスペースでは、もともと環境が整っていますが、自宅ではいかがでしょうか?環境が「働く環境」モードになっていない場合、集中するのが難しかったり業務に支障が出ることも無きにしも非ず!なのです。
そこで今回は、テレワークの中でも「自宅」から勤務する「在宅勤務」の予定がある方向けに、自宅をはじめとした「環境」を仕事モードに切り替える方法をご紹介していきます。仕事モードの環境を作るなら、何から始めていけば良いのでしょうか。今日から準備できる簡単なポイントを中心に見ていきましょう!
筆者もここ5年間在宅で仕事をしています。筆者が感じたことや経験も踏まえながらお話していきます。
テレワーク場所を「自宅」にした場合にありがちなデメリット
自宅からテレワークする場合、
・通勤しなくて良い
・朝の時間が短縮される
など、色々なメリットがありますが、メリットだけでなくデメリットもあります。
自宅テレワークのデメリットといえば、
・時間管理が難しい
・ついつい気が抜けちゃう
・設備が整ってなくて意外と不便だった
・家族やペット、急な来客でなかなか集中できない
というデメリットが大きいです。
でも、これらのデメリットは自宅を少し整えることで改善されることがほとんど。
ここからご紹介するコツで、少しでもその不便さとデメリットを解消していきましょう!
自宅テレワークを快適かつ効率的にするコツ
1. まずは「コアタイム」を設定しておこう!
コアタイムは「何時から何時は仕事時間!」と設定しておく時間。
基本的には、会社の同僚や上司と決めた時間、基本勤務時間で問題ありません。
このコアタイムでは
・電話は留守電にしておく
・宅急便はこの時間以外に対応できるよう時間指定しておく
・インターホンが鳴っても出ない
・家族にはこの時間帯になるべく話しかけないようにしてもらう
という対策が有効。
仕事前に家族に「自宅で仕事をする」と周知させておくのも大事ですね。
スマホは業務開始前にSNSなどの通知機能をオフにしておくのもおすすめ。
筆者はオンラインビデオ会議中に宅急便屋さんが来てかなり慌てたことがあります。ビデオ会議がある日の宅急便時間指定はマストです!
タイムキープに使いたい時計
2. チェアは体の負担が少ないものを厳選する
デスクワークの場合、長時間使うアイテムの一つに「チェア」があります。ご自宅にあるものをテレワーク用チェアにしても良いのですが、長時間座っていた腰やお尻に負担を与える場合は別。座ってみて業務がしやすいもの、体への負担が少ないものを選んでみてください。
テレワークで使いたい椅子
3. 床へのダメージは最小限に!
長時間同じチェアに座る場合、チェアによる床へのダメージも考慮しておくと良いでしょう。特にフローリングの場合は、長時間そこにチェアを置いて座る場合は傷がつきやすくなってしまします。カーペットやラグを敷くなどして対応しておきましょう。
床をカバーするラグ
4. 在宅でもメイク&服は気をつけて
在宅勤務で外に出ないからといって部屋着&すっぴんだと、急遽オンラインでビデオミーティングが開催された場合、一から身支度を始めなければなりません。この準備にかかる時間だけ仕事が中断されてしまうのも問題です。
お仕事モードに切り替えるためにも、不要な焦りと仕事の中断を避けるためにも、お出かけ時よりもナチュラルでも良いのでメイクと服は仕事用のものを用意しておきましょう。
5. 背後の「溢れる生活感」は消す!
ビデオミーティングをする際、背後の準備はできていますか?
ソフトとハードの準備はできていても、いざミーティングとなるとモニターに映し出された自分の背後にギョッとされる方も少なくありません。ミーティングの準備は万全でも、背後に洗濯物が干してあったり、部屋が散らかってたりテレビが付いていたり…となると、同僚やクライアントにびっくりされることも。
自宅内でテレワーク場所を探す際に背後は壁だけになる場所を探してデスクを置く、ロールスクリーンやカーテンを引くなど、自分の生活が同僚や先方に伝わりすぎないようにしておきましょう!
おすすめは白い壁側に背を向ける形で座る方法。すっきりして見え、生活感が出にくいですよ。
6. 光を味方につけよう
光は仕事をする上で目のストレス度に大きく関わる要素。
あまりに眩しすぎると目が疲れやすくなるなど、眩しすぎる蛍光灯よりは手元を効率よく照らしてくれる仕事用ライトを見つけてみると良いでしょう。卓上に置いて手元を照らしてくれるものや影が出にくいライトを探すのも良いですね。明るさは昼白色くらいの白めの光がおすすめ。
顔映りを考えるなら、窓際よりも、ライトが近い場所の方が吉。窓からの自然光が近いと、顔に影が映りやすくなってしまいます。相手に顔をよく見せるためにも、顔に満遍なく光が当たるところを選ぶと良いでしょう。
デザインライト
7. 音楽関連機器はワイヤレスが◎
イヤホンやヘッドホンはノイズキャンセリングのものを揃えておけば、外で工事している時や家族がテレビをみていても業務に集中しやすくなりますね。
業務中、集中できなくなることもありますよね。
そんな時に音楽をかける方も多いかと思いますが、音楽をかけるならワイヤレススピーカーやスマートスピーカーがおすすめ。インテリアを邪魔せず、席を立つ時に邪魔になりにくい、PCから操作できるなど、便利なだけでなくインテリア性も損ないません。
ワイヤレスオーディオ機器
8. 各機器への動線はどんどんミニマイズしていこう
全て手の届く範囲にあるのがベストですが、おうちの規模によっては難しいこともありますよね。
オフィスでも家でも、業務遂行に必要な機器まで遠いと仕事の効率性も下がっちゃいますよね。プリンターなどの必要機材への距離が最小限に収まるよう、各機器への動線は短くしておきましょう。
そんな時は、キャスター付きオープンシェルフに必要な資料やプリンターなどの関連機器をセットしておくのがおすすめ。好きな場所に保管・収納できるので、仕事が終わればお好きな場所に収納しておうちをいつもの環境に整えることができますよ。
仕事用デスク
準備を徹底して自宅での仕事も効率的に!
昨今のテレワーク人口増加に合わせ、自宅で仕事をする予定がある方向けに、自宅での仕事環境の整え方やポイントをご紹介してきました。
自宅で仕事をするのは、生活空間の雰囲気もありオンとオフの切り替えが難しいところもあります。でも、普段の生活空間を仕事空間にする準備ができればオン/オフの切り替えも上手くなり、自宅からの仕事にも早く慣れることができるはずです。環境が変わっても、効率性や仕事内容のクオリティは変えずに仕事を頑張りたいですね。