【2千円から参加できるクラウドファンディング】ファッションの力で、今できること。医療機関に"国産"の防護服を
2020/06/02
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【2千円から参加できるクラウドファンディング】ファッションの力で、今できること。医療機関に"国産"の防護服を

Photo by:readyfor.jp

編集者、ファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さんが「ONE PROJECT」を立ち上げ、クラウドファンディングを通して、医療機関に高性能のアイソレーションガウン(医療用防護服)を届けるプロジェクトをスタート。私たちが今できること一緒に考えてみませんか。

「ONE PROJECT」とは

出典:readyfor.jp

Talk women01

新型コロナの最前線で頑張ってくださっている医療従事者の方々へ、私たちだからできる支援の形がないか?ただその思いで、企画、製造から流通、PRまで、ファッションを愛する多くの仲間と一緒にこのプロジェクトを立ち上げました。


苦しい状況を一緒に乗り越えていくために、どうか、みなさんの力をお貸しください。


軍地彩弓(「ONE PROJECT」代表発起人 / 編集者)

このプロジェクトで目指すこと

●医療機関に、高性能のアイソレーションガウン(医療用防護服)を届けます。

●7月中旬までに、まずは3,000枚。最終的に10,000枚以上を届けることが目標です。

●届けるガウンはすべて国産。新型コロナで大打撃を受ける服飾産業のサポートにも繋げます。

「ONE PROJECT」への参加はこちら

なぜプロジェクトを立ち上げたのか?

「解除」されても……つづく医療現場の疲弊

5月25日、国内の緊急事態宣言は解除されました。しかし当然、これで新型コロナの問題がすべて解決し、医療機関の緊張がほどけたわけではありません。

4月に行われた医師へのアンケート*では、8割近くの方が「感染防護具が足りていない」と回答しています。その後、マスクは少しずつ供給が行き渡ってきましたが、防護服はまだまだ足りず、状況は今なお深刻なままです。もちろん国も生産強化に向けて動いていますが、各医療機関に届くのに時間がかかっているという課題もあります。

また、いったんは収束しつつあるかに見える新型コロナウイルス感染症も、今後いつ第二波、第三波がくるか分かりません。第一波では、日本の感染者は他国と比べても少なく済みましたが、それは免疫を持つ人も少ないということ。第二波では、今まで以上に感染爆発が起きることもありえます。そのため、医療機関も今から備えが必要です。

*アンケートは、医療情報提供サービス会社「eヘルスケア」が4月16~21日にインターネットで実施。全国の医師817人に質問。522人が回答。参照:日本経済新聞 『8割が感染防護具「不足」 医師500人、民間調査』

国内の服飾産業からの悲鳴

さらに、ファッション・服飾業界も深刻な状況にあります。

上場しているアパレル企業の8割で、売上が半分以上減っているというデータ*もあります。先日は、一部上場の老舗アパレル企業「レナウン」が民事再生手続きを開始したというニュースも話題になりました。

ファッション業界は、「生産のスパンが長い」のが慣習です。今デザインするのは1年先の服。春夏に生産するのは、秋冬のもの。ファッション誌が、季節を先取りした特集を組めるのもそのためです。
*参照:帝国データバンク「上場アパレルの 8 割で月次売上 5 割超減 」

新型コロナで、ファッションの需要は一気に落ち込みました。大手ブランドも次々発注止めをかけましたが、それはつまり、秋冬ものの発注が止まったということ。この先、自粛ムードが明けたとしても、商品が復活してくるのは早くても来年の春夏シーズンなのです。

しかも、新型コロナの影響で今後景気が落ち込めば、消費も冷え込み、ファッション業界はいよいよ苦しくなります。

そしてその影響を一番に受けるのは、業界の中でも、生産を請け負う現場です。2~3ヶ月先すら不安だ、という工場も多くあります。

今回のプロジェクトでは、医療現場へ貢献はもちろんながら、国内の衣料工場にガウンを発注することで、服飾産業の力にもなりたいと考えています。

3,000枚のガウン発注は、小さなことかもしれません。しかし、そういった「繋ぎ」の資金があればなんとか生き残れる……そんな瀬戸際の戦いをしている現場も多くあります。

だから少しでも、できることを。

なにを、どこに、いつ届けるか?

なにを届ける?

本クラウドファンディングでは、まず3,000枚のアイソレーションガウン(医療用防護服)を、必要とする医療機関に届けます。

ガウンは、今なお医療現場で非常に不足しているものの一つです。不足のあまり、一般の方が手作りしたものを寄贈している例もあるようですが、残念ながらそれらの多くは手術などの高度な医療現場で使える基準を満たしてはいません。

今回は、国内の衣料工場で、専用のガウンを生産。AAMIレベル3*の基準をクリアした撥水生地を使用し、高いバリア性能を有します。

男女兼用のフリーサイズで、白、ベージュ、青など、複数色で生産予定です。

出典:readyfor.jp

*AAMIレベル3:米国医療機器振興協会(Association for the Advancement of Medical Instrumentation)が定める、ガウン等のバリア性能を4段階で示した基準。レベル3は上から2つ目のレベルで、手術にも使える。 参照:メドライン・ジャパン AAMIが定めるバリア性の等級

着丈110cm、袖丈59cm、胸囲136cm~(後ろリボンで調整可能)。袖口も絞られています。

どこに、いつ届ける?

クラウドファンディング終了後、急ぎ生産に取りかかり、7月中旬に発送完了を予定しています。

ガウンを本当に必要とする医療機関に、需要に即して届けるため、まず自治体の保健・医療系部署に納品し、そこから振り分けを行っていただきます。

出典:readyfor.jp

目標金額の使途内訳

アイソレーションガウン費用
1着 約2,000円×3,000枚=600万円

※1着の値段には、送料およびクラウドファンディング手数料も加味しています。
※600万円を超えれば、超えた分だけさらに追加生産をすることが可能となります。

「ONE PROJECT」に参加する

「ONE PROJECT」

代表発起人:軍地彩弓

出典:readyfor.jp

今回、コロナ禍によって私たちはいくつもの試練を経験しました。何よりも亡くなった方達へご冥福をお祈りいたします。また、現在も医療従事者の方達の努力があって、この苦難を乗り越えていけるのだと心より感謝をしております。

「ONE PROJECT」は、編集者の軍地彩弓を代表発起人に、日本のファッションに携わる会社、デザイナー、クリエイター、編集者、スタイリスト、 ヘアメイク、モデル、インフルエンサーの人々とともに発足したプロジェクトです。

今回はそこに、賛同人の一人でもある河野秀和氏が代表を務める、衣服生産プラットフォーム運営の「シタテル株式会社」も参画し、国産アイソレーションガウンを届けるプロジェクトが立ち上がりました。

この先も、新型コロナに関わらず、「ONE PROJECT」の冠のもとで、ファッション業界が手を取り合って必要な課題に立ち向かっていけるような体制を続けていきたいと考えています。

「ONE PROJECT」代表発起人・賛同人のメッセージをもっと読む


ぐんじ・さゆみ

編集者。ファッション・クリエイティブ・ディレクター。
大学卒業と同時に講談社の『ViVi』編集部で、フリーライターとして活動。その後、雑誌『GLAMOROUS』の立ち上げに尽力する。2008年に現コンデナスト・ジャパンに入社。クリエイティブ・ディレクターとして、『VOGUE GIRL』の創刊と運営に携わる。2014年に自身の会社、株式会社gumi-gumiを設立。
『Numéro TOKYO』のエディトリアルアドバイザー、ドラマ「ファーストクラス」(フジテレビ系)や映画のファッション監修、Netflixドラマ「Followers」のファッションスーパーバイザー、経済産業省2016「アパレルサプライチェーン」委員、2017年「ファッション政策懇談会」委員。企業のコンサルティング、情報番組のコメンテーター等幅広く活動。

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