男の嗜み(たしなみ) A to Z-  あなたの第一印象は「V」ゾーンのネクタイで決まる
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2017/08/27
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男の嗜み(たしなみ) A to Z- あなたの第一印象は「V」ゾーンのネクタイで決まる

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明治時代以降、日本の男性の勝負服、時には戦闘服にもなっているスーツ。大衆化し当たり前になっているアイテムですが、着る人によって印象が全然違うことがあると思います。かっこよく着る人はスーツの心得を知っている人です。今回は第一印象を決める「Vゾーンのネクタイ」についてご紹介します

紳士の「Vゾーン」とは

「Vゾーン」はシャツの襟、ネクタイ、ジャケットのラペル(3ピースの場合はジレ(ベスト))のアイテムから成る、スーツを着た際に最も目を引く胸元の箇所を指します。
ここの印象一つで他者がうける印象がガラっと変わる重要な部位になります。

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スーツ(ジレ・ベスト)の色や柄、ラペルの太さ、シャツの色や柄、ネクタイの色、柄、太さ、この3つのアイテムと選ぶ物の組み合わせによって他者が受け取る印象が変わってきます。

例えば、以下のアイテムにおいて色や柄が選ぶものによって与える印象が変わります。

・スーツ(ジレ・ベスト)の色
明るい色:若々しさ、カジュアル
暗い色:重厚、モード
・スーツ(ジレ・ベスト)の柄
無地:フォーマル
柄(チェック、ストライプ):カジュアル、オシャレさ
・ラペルの太さ
太い:クラシック、貫禄
細い:モダン、モード
・ネクタイの色
暖色系:温かみ、自信
寒色系:対話、冷静

一般的にアメリカ大統領選挙の際に演説者は紺のスーツに赤いネクタイをつける人が多いといわれます。
これは”情熱的”で”自信がある”という印象を与え、有権者獲得のために最も使われる組み合わせと言われています。青いネクタイをつけることも多く、この場合は”対話”や”冷静”という親近感を抱かせる印象を与えるときに使用するといわれています。

会う人や場所、状況に合わせて使い分けるために、いくつかの組み合わせを事前に用意しておくのも良いかと思います。

さて、上記例からもわかる通り、Vゾーンの内、最も印象に残り手軽に印象を変えることができるのがネクタイです。
では、ネクタイについて知っておくべき知識とどんな合わせ方をすればいいのかご紹介します。

ネクタイの知っておくべき知識

1、素材

ネクタイの素材は主にはシルクが一般的で、シルクのランクや混合量によって艶が変わってきます。
そのほかにも綿や麻といった素材を単独で使ったものもあります。
シルクのネクタイは強度は高くないですがしわが伸びやすい特徴がありケアをちゃんと行ってあげれば比較的長く使用することができます。
一方、綿や麻は強度が高いですが、結び目の痕やしわが目立ちやすいです。

ネクタイは消耗品なので、ある程度の年月使用したら買い替えるようにしてください。
どんなにいいシルク素材のものでも、ケアをした上で使用期限目安は3年です。

シルクのネクタイは一年中活躍しますが、春夏のシーズンであれば麻のジャケットに麻のネクタイ、秋冬であれば綿(ニット)のタイを合わせると季節感が出ます。
色味も春夏は薄いベージュやパステルカラー系、秋冬は濃い茶色や原色を選んであげるとより季節感が出ます。

2、結び方

プレーンノット、ダブルノット、プレーンノット変形、ウインザーノット、、、
実はたくさんあり、私も色々試しましたがたどり着いた結論は「プレーンノット」と「ダブルノット」だけを覚えておけば問題ないということでした。
他の結び方だと場に相応しくない場合であったり洋服を選ぶ欠点があり登場回数が少ない為です。

2つの結び方の使い分けは以下のような場合です。

・プレーンノット:
ボタンダウンシャツなどの様に首元でネクタイが見える面積が少ないシャツを着用する場合に使用します。
結び目を小さくぎゅっとまとめ、首元に詰めることで印象が引き締まります。

・ダブルノット:
ワイドカラーのシャツに合わせる際に首元にボリュームを出すために使用します。結び目が太くなる分、ダブルノットの方が重厚感を出しやすいのも特徴です。

知りたい方の為にネクタイの結び方のリンクを掲載しておきます。

尚、結び目はできる限りきつく締め、結び目から見えるテンプルがきれいにくぼんでると美しい印象を与えます。
また、シャツの首元に隙間があるとだらしない印象になるため首元まで上げるようにしてください。

3、太さ

ビジネスでつける場合は細すぎず太すぎない8cm~10cmのものを選ぶようにした方がバランスが良いでしょう。7㎝未満になるとモードな印象が強くなりビジネスには向きません。10㎝以上になると古い印象を与えることもあるため若い方には向きません。

「Vゾーン×ネクタイ」の組み合わせ例

前提としてネクタイには大きく分けて5つの柄があります。
・無地
・ストライプ(レジメンタル)
・小紋
・チェック
・ドット(水玉)
それぞれについて合わせ方をご紹介します。

1、無地

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無地のネクタイは地味であえて選ばない方も多いのではないでしょうか?
ですがコーディネートを選ばず、どのような場所でも使える万能さがあり色違いで何本持っていても困らない優秀なアイテムです。
ただ、質感に気を付けてください。無地な分素材の良さは一目でわかってしまう為、できる限り素材が良いものを選ぶことをお勧めします。

特に柄のスーツやシャツとの相性がいいアイテムですが、一般的にはスーツよりも毎日着替えるシャツの柄を抑える役割として使用することが多くなるかと思います。クレリックシャツやストライプシャツといったシャツを着用する際に使用するとバランスがいいです。
無地のスーツやシャツに合わせても問題ありませんが、その際はネクタイの質感や太さに気を付けてください。

ビジネスでつける場合はシルクと綿が混ざった程よい艶感のもので、細すぎず太すぎない8cm~10cmのものを選ぶようにした方がバランスが良いでしょう。7㎝未満になるとモードな印象が強くなりビジネスには向きません。

持っておくと便利な色としては紺やグレーのスーツに合わせやすい濃紺(青系)、茶、赤(オレンジ)がおすすめです。
黒も持っていては損はない色です。ただ、かたい印象を与える為、ライトグレーなどの明るいスーツの時に引き締め役として使ってあげると良いかと思います。

また、HERMESに代表されるようなジャガード(ネクタイに柄を織り込む手法)の物は一見無地に見え、さりげないデザイン性もあるので悩まれたらこちらで試してみるのも良いでしょう。

2、ストライプ(レジメンタル)

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ストライプ(レジメンタル)は実は最もフォーマルな柄として作られました。
ストライプの線が左から右に上がっていくのが英国式、左から右に下がっていくのが米国式です。
特にイギリススーツのコーディネートには頻出する柄でストライプスーツとの相性が抜群です。
日本では右肩上がりの英国式を着用することが暗黙の了解となっています。

注意点としてネクタイと同じ幅のストライプシャツと合わせるとぼやけた印象になってしまうので、シャツ選びの際はこの点をご注意ください。
また、ネクタイに使われている色は最も太い所が2種類まで、細い所が混ざっている場合は3色までが使いやすいです。
黒×白、黒×薄紫、青×えんじ、黒×グレーが使いやすい色味です。
また、春夏は麻素材のジャケットに麻素材のベージュ系のネクタイを合わせると爽やかな印象を与えます。

その他のストライプ柄のネクタイを見る

3、小紋

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名前の通り小さな柄が入っているデザインのネクタイです。日本の和柄の種類の1つでもあります。
柄が大きいとカジュアルさが増し、小さいとクラシックな印象を与えます。
無地のスーツやシャツを合わせたシンプルなコーディネートの際に合わせると、品よく遊び心を与えてくれます。
また、地の部分が多く、柄がちりばめられているのでストライプシャツとの相性もよく、比較的使いやすい柄と言えます。
ビジネスでは小さな柄がまとまって一見無地に見えるものを選ぶと品があり好印象でしょう。
また、柄と地の色に統一感があった方が使いやすいです。

4、チェック(格子)

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※左上から2番目

グレンチェックやギンガムチェック、千鳥格子など、格子の入り方によってさまざまな種類があります。最もカジュアルな印象になりやすいアイテムですので使い方を気を付けないと子供っぽくなりすぎる場合があります。

一方で濃いグレーや黒のスーツにあわせてあげると全体の印象が軽くなる良い面もあり、全体的に暗いコーディネートの時にあわせてあげると良いかと思います。
ネクタイが主張をするのでシャツは白を合わせてあげるのが◎。
初めは暗い色味のものを選んであげると使いやすいです。

その他のチェック柄のネクタイを見る

5、ドット(水玉)

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ポップな印象の水玉模様ですが、実はスーツの柄も色も選ばない一年中使える万能な柄です。
水玉のサイズが大きくなるほどカジュアルさが増しますので状況に合わせてサイズ違いを持っておくのも良いです。

特に白シャツと合わせるとポイントになって爽やかな印象を与えてくれます。
黒や紺に白字の物が最も使いやすいです。

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SUMA

EDITOR / SUMA

無類のファッションラバー。10代の頃からファッションアイテムに散財し、アパレル業界に飛び込み知見を広げる。そのおかげで古着からラグジュアリー、トラッドからストリートまで幅広い知識に対応。

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