白人以外で初のディレクターに抜擢されたヴァージルアブローとは
NIKEとのコラボが記憶に新しいOFF-WHITEはヴァージルが手がけていることは周知の通りだと思います。そんなヴァージルですが、大学では建築学を先行し建築関係の会社に就職しています。その後、FENDIで働いた後、大親友のカニエウエストの元でクリエイティブディレクターとして働き始めます。
あまり知られていないOFF-WHITEの前身PYREX
OFF-WHITEの前にも知る人ぞ知る前身ブランド「PYREX VISION」でストリートとラグジュアリーの共存を確率させました。youtubeで「PYREX」の映像を流したところ、今はなき伝説のパリにある有名セレクトショップ、コレットのスタッフから「ビデオに写っている服はどこで買えるの?」と問い合わせが来たそうです。日本でもオシャレ芸能人が着用し話題沸騰となりました。
新生LOUIS VUITTONのテーマはdiversity
キムジョーンズからのバトンタッチで一層注目されているファーストコレクション。テーマは、「diversity」。意味は多様性。ストリート〜ラグジュアリーだけでなくメンズ〜レディース、カラーリング等、様々な意味で"diversity"を感じさせてくれるコレクションです。
オールホワイトで幕開けしたコレクションは実に新鮮です。
ショルダーがチェーン担っていたり、ホログラムのようなカラーリングは、ヴァージル的旅行カバンの解釈が反映されたデザイン。必見です。
スポーツMIXスタイルの中に一際、存在感を放つネオンカラーは、19SSのトレンドの予感です。
キムジョーンズから引き継がれたストリートのエッセンスはヴァージルのコレクションにおいても健在です。
メンズファッションにおいてカニエとヴァージルは不可欠な存在
2人は共にFENDIで共にインターンとして働いていました。実は、2人が試みたランウェイコレクションの観覧の入場を半分断られていました。白人優位だったファッション業界の歴史をも変えつつあるこの2人の動向は今後も目が離せません。
19SS LOUIS VUITTONメンズコレクションランウェイにて抱き合うヴァージルとカニエ。ヴァージルは、カニエを見つけるや否や一目散に近づき、感極まって抱擁します。
今、メンズファッションはカニエウエストから動いていっていると言っても過言ではありません。FEAR OF GODを手がけるジェリーロレンゾ、自身の名を施したHERON PRESTON等、カニエウエストの元で働いていた人物達がこぞって世界中を席巻しています。
また、ヴァージルアブローもLOUIS VUITTONを手がけることで一層の影響力が出ることは間違いありません。
いかがでしたか??日本にリリースされるアイテム等まだ不確定な部分が多いですが、2019年は、LOUIS VUITTONだけでなくDIORやCELINEのディレクターが変わります。2019年は、今後のファッション業界を変えていく大事な年になるので大注目です。