各ラグナ星座の2020年下半期占いを詳しく見ていく前に、まずはこの下半期の世の中全体の大きな流れから見ていきましょう。
波乱に満ちた2020年上半期を過ごし、2020年下半期のスタートと共にまずやってくる大きなイベントは、木星や土星といった動きの遅い惑星と冥王星の逆行。特に冥王星は、世界や世の中全体、人の意識や在り方に大きなパラダイムシフト(それまでの考えや価値観が大きく変化すること) をもたらす惑星。
この冥王星を含めた惑星が逆行する影響により、世界は一時的に落ち着いた状態に戻るので、「復旧・復興」がテーマとなる時期に突入。これまでの沈みがちだった気持ちも明るくなり、自粛していた様々な活動も再開しはじめることが出来そうです。抱えていた緊張やストレスもふっと軽くなるでしょう。
ただ、この冥王星の逆行は一時的なもので、11月20日頃からは、また世界が上半期に経験したような変化と改革の渦の中に引き戻されるでしょう。2020年下半期は、世の中全体が安定から再び大変化へと移行していく時期と言えそうです。
そんな下半期に私たちが意識したいのは、世の中も私たちの気持ちも安定しているポジティブなタイミングをどう過ごすか。11月20日頃までの安定した時期に、上半期の混乱やこれまでを冷静に振り返り、今後再び急速に変化していく世界の中で、自分の立場や振る舞いをどうすべきか考えてみましょう。例えるなら、再び変化の渦の中に深く潜るために、呼吸を整えるような感覚に近いかもしれません。気持ちが明るくなり安定しているタイミングだからこそ、次の大変化に備えるために、動けるタイミングできちんと準備しておくことが大切です。
また、上半期の4月頃から、秩序と恩恵の星である木星のパワーが弱まっていた影響で、私達は目上の人や法律、ひいては国家などからのサポートが弱まるような厳しい時期を過ごしていました。7月に入ると木星は急速にパワーを取り戻すので、あらゆることに対する安定やサポートが復活し、ポジティブで明るい出来事が起こりやすくなるでしょう。これまでの状況を改善するための有効な手段を発見したり、前向きな展開がやってくる時期が11月まで続きます。
同時に、この7月から11月までの安定した時期には、新型コロナウイルスの影響も一時沈静化の見込みがあります。ただ、鎮静化はあくまで一時的なもの。11月20日を過ぎると私たちをサポートしてくれる木星のパワーが再び弱まることに加え、年末の12月31日には山羊座に冥王星が再び戻ってくる影響を受けて、今年4月頃の厳しさ程ではないものの、再び流行する可能性が十分にあります。
今年1月24日から私達に試練をもたらしている土星の影響は2022年まで続くので、今年の2020下半期もその影響下にあります。ネガティブな印象を持たれやすい土星ですが、土星には「古いもの」「今後不要なもの」を表面化させるパワーがあります。また、私たちが次のステージに向けて大きく成長するきっかけをもたらしてくれる惑星でもあります。
息を吸うためには、先に息を吐く必要があるように、私たちも「古いもの」を捨て去ることで、次の「新しいもの」を受け入れるスペースが作れるのです。そして、手に入れた新しいものを活かしてさらに成長することが出来るでしょう。この下半期は、「何があなたから去っていき、何が新しくやってくるのか」「何が不要で、何が必要なのか」をはっきり見極め、この機会に自分を大きく変化させましょう。中でも、射手座ラグナさんと魚座ラグナさんは、11月20日までパワーアップ期間。自分の活躍の時期であるだけでなく、多くの人のサポートをするので、忙しいながらも幸運な時期になりそうです。