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DIET
2022/01/21
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【実録】16時間断食で4キロ痩せた《インターミトンファスティング》って?何でも食べていいもの?

《インターミトンファスティング》って聞いたことある?簡単に説明すると、プチ断食のようなダイエット(食事)方法。今回は私が実際に体験した《インターミトンファスティング》から、失敗しない16時間断食のスケジュールや効果的な進め方をご紹介します。

INDEX

まず最初にお伝えしたいこと....

みなさんにまず一番最初にお伝えしたいのは、"痩せている=美しい"という恐ろしいアイディアを押し付けるような事は全くこの記事を書く上で私の意図にない事。20歳頃にベジタリアンの彼と出会った事で私自身、日本の食事文化だけでなく西洋の食事文化に触れて健康や環境を考えた上で人々には様々なダイエット(食事)方法の選択肢があると言う事を学びました。

ある日"インターミトンファスティング"と言うダイエット方法があると知り、試してみた時の実録を赤裸々に記録に残したいと思います。
※"diet(ダイエット)"とは日本でいう「痩せる為の運動/ 食事方法」ではなく、”ある特定の食事方法”等の意味があります。私がここで使う"ダイエット"は後者となります。

《インターミトンファスティング》とは?

《インターミトンファスティング(Intermittent Fasting)》はしばしば頭文字を取って"IF"と表記されることもあります。

簡単に言うと一日24時間の間で決まった時間に飲食をし、その間に食べたり飲んだりするものの制限はありません。

最も一般的なもので、私も試したのは《16/ 8インターミトンファスティング》。これは、1日のうち16時間は断食、後の8時間で飲食をすると言うもの。

古代の人々のルーツに戻ったダイエット方法

現代の私たちは朝起きて朝食、正午になったらお昼を頂き、夜になったら夕食を...と言うダイエット方法に習い1日3食を数時間おきにしています。
しかし、私たちが遥か昔の狩猟採集民だった頃は狩で必ずしも食料が定期的に取れる訳でも、食料を保存する冷蔵庫があった訳でもなく、先程お伝えしたインターミトンファスティングのような食事習慣が一般的だったとか。

※上記画像は左: 2018年1月、右: 2018年4月のビフォーアフター画像。4ヶ月でこの変化は驚き...!

1日3食、もしくはそれ以上のダイエット方法に慣れている人には無謀のようにも聞こえてしまうかもしれませんが、本来我々が行なっていたダイエット方法の原点に戻ると考えれば自然な食事方法なのかも...(?)。

おすすめな《16/ 8インターミトンファスティング》時間

インターミトンファスティングを行なっている間、飲食ができる時間は一般的に"eating window(イーティング・ウィンドウ)"と呼ばれています。学校やお勤めをしている人におすすめ、また私が実際に試したeating windowの時間は下記です。

おすすめ【Eating Window】時間設定

▪️12:00pm(正午) - 8:00pm(8時間)
何を食べても飲んでもOK!
▪️8:00pm - 12:00pm(正午) (16時間)
食べ物は食さない、飲み物は水&コーヒー&お茶(どれもミルクや砂糖の追加はNG)はOK

上記を分かりやすく表にしたのが下記。

気になる効果TOP4

一見すると厳しく見える《インターミトンファスティング》。その気になる効果って一体...?《インターミトンファスティング》を習慣にすることで得られ得るベネフィットTOP4を厳選してご紹介。

1. 体重が減る

体内では炭水化物をブドウ糖に分解する働きがあり、それらは後にエネルギー/ 脂肪に変換される為体内に貯蔵されます。空腹時にインスリンレベルが下がると、それらのブドウ糖を細胞がエネルギーとして使用する為解放することがあります。この働きにより体重減が起こる可能性があります。

心臓の健康状態改善の可能性

アメリカ政府が運営する世界最大の医学図書館"アメリカ国立医学図書館"では2016年に《インターミトンファスティング》は、人と動物の両方で血圧、心拍数、コレステロール、及びトリグリセリドの低下につながる可能性があるとの報告がされています。

脳の健康状態改善の可能性

ある研究では、断食をしていた空腹時のマウスは、食物を自由に摂取できるマウスよりも学習と記憶が優れていることがわかりました。他の動物実験では、《インターミトンファスティング》がアルツハイマー病、パーキンソン病、そして脳卒中を含む神経障害のリスクを減らすことができることがわかりました。これらの知見が人間に当てはまるかどうかを調べるためには、さらなる研究が必要だそう。

癌リスク軽減の可能性

動物を利用した研究では、《インターミトンファスティング》のような食事方法が腫瘍の発症を遅らせることを示しています。しかし、現在の研究では人間の癌との関連性は確立されていない為、今後の研究結果に期待。

辛いのは最初の1週間

インターミトンファスティングを初めて正直辛かったのは最初の1週間。今まで生まれてから普通にしてきた習慣から変化を起こすのが辛いのは当たり前。空腹が辛かった時は、温かい飲み物(コーヒーやお茶、白湯など)で誤魔化していました。

ここで気をつけたいのは、いくらカフェラテが好きでもeating window以外の時はミルクや砂糖はドリンクに追加しないこと!いくら頑張ってもeating window時間外にこれらを摂取すれば努力は水の泡。

正直一番キツかったのは友達との夜ご飯

お仕事が終わってからの友達との食事...となると、やはりeating windowと決めている8:00pm以降の食事も多いはず。「今インターミトンファスティングと言う食事方法をしているから...」と説明したら理解してくれる人もいるけど、中には「そんなの辞めて食べちゃいなよ!」と理解の無い人も....。

お仕事の付き合いからの会食なら尚更。私は事前にこのような夕食の予定がある場合は、eating windowをいつもの開始時間よりも遅らせる等して調整していました。

本当に何でも食べていいの?

元々炭水化物を摂取すると太りやすく摂取を避けていた私。インターミトンファスティングを初めてから何となくたま〜に炭水化物を手に取るようになっても全く体重変動などありませんでした。

"何でも食べていい!"と言う大変嬉しいルールがあるのでたまには揚げ物やヘルシーとは程遠い物を口にしていましたが不思議なことにインターミトンファスティングに慣れていくうちに自分の体がヘルシーなものを欲しがっていることに気づきました。

実際の効果の程は...?

3日、1週間、2週間...とインターミトンファスティングを試す期間は人によってそれぞれですが、私には全く苦ではなかった為気づいたら2ヶ月程が過ぎていました。そんな2ヶ月での変化をお伝えします。

体重が減った

普段エクササイズをよくする私なのですが、インターミトンファスティング中はあまり気力が出ずエクササイズを中断。それなのに4キロは余裕で減っていた恐怖...!

お腹の張りが無くなった

ずーっと気になっていた下腹の膨らみ... 元からウェストにお肉が付くタイプではなかったのでかなり気になっていました。仕事やヨガ中もお腹の中に何か残っているのが気になる... と感じていたのが無くなりました。

ウェストの脂肪が無くなった

上記でもお伝えしたよう元からウェスト周りは脂肪が付きにくい方でしたが、自分でも/ 周りからも気づかれる程ウェストがスッキリ!上でも述べましたがウェストに効くエクササイズ等はしておりませんでした。

食事が楽しみ!

1日に飲食できる時間が決まっている為、「次の食事は何を食べようかな〜?」と以前よりも1回の食事内容を大切に考えるように。不思議と食材の味も何とな〜く食事を取っていた時に比べるとしっかり味わえているような感覚でした。

肌がキレイに!

以外だったベネフィットがこれ。インターミトンファスティング中は肌トラブルがあまりなく肌の調子がよかったのが印象的でした。

セルフコントロールができると言う自信

私がワークアウトやダイエットを試す際、一番の達成感となっているのが"自分の目標に向かってセルフコントロールをする"というもの。目標に向かって日々少しずつ変化が見えてくることは、小さなことかもしれませんがその小さな成功経験が他の様々な自信に繋がります。

体重が減ったのはいいものの、私の場合周りから心配される位"不健康な痩せ過ぎ"な状態になってしまった為、徐々にインターミトンファスティングから1日3食へのダイエット方法へと戻して行きました。何事もやり過ぎは注意!皆さんもお試しする際は自分の体と日々向き合いながら健康的なインターミトンファスティングを試してみて!

あなたも《インターミトンファスティング》試してみませんか?

最初は少々苦労するかもしれない《インターミトンファスティング》。一緒に一度、自分の習慣から離れて新しいダイエット方法を試してみては?

EDITOR / NAT