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SKINCARE
2021/02/22
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アルガン、ホホバ、アーモンド…有名な「美容オイル」5種類の“違い”を徹底解説

1本あると全身に使えて何かと便利な「美容オイル」。でも種類が多くてイマイチ何が違うのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、植物由来の成分で作られた5種類の「美容オイル」の“違い”を1つずつ紐解いていきます!

INDEX

美容に良いのは分かるけど…何がどう違うの ?!

顔・身体・髪・爪など1つでマルチに使える「美容オイル」には潤いのあるふっくらした肌に整える効果があるので、洗顔後に肌を柔らかくするために“ブースター”として使ったり、リキッドファンデーションやスキンケアクリームに数滴混ぜて保湿力を高めることもできます。

数ある中から自分に合った「美容オイル」を選ぶためにはそれぞれの『効能』『テクスチャー』の違いを理解して、不純物が含まれていない低刺激なものなのかどうかを確かめることが大切です。

ここからは一般的に広く知られている「ホホバオイル・ローズヒップオイル・アルガンオイル・アーモンドオイル・オリーブオイル」5種類の植物性オイルの“違い”などをそれぞれご紹介していきます 🌟

① ホホバオイル

オイルの粘度レベル★☆☆☆☆

アメリカの西海岸やメキシコといった砂漠地帯に自生する低木の植物「ホホバ」から抽出されたオイルで、ビタミンA・D・Eなどのビタミン類やミネラルが非常に豊富に含まれています。
人間の皮脂に限りなく近い成分が含まれているためベタつくことなくスッとなじんで肌をしなやかにしてくれて、酸化しずらく美容成分が変質しにくいというのも魅力です。

こんな時に使うのがおすすめ !

✔ 肌の「痒み」を和らげたい時。

✔ 毛穴の「黒ずみ」が気になる時。

✔ 頭皮の「乾燥」や「硬さ」が気になる時。

ホホバオイル配合のアイテムをもっと見る

② ローズヒップオイル

オイルの粘度レベル★★☆☆☆

英国王室のキャサリン妃など著名人が愛用していることでも有名な「野バラの実」から採ることができる赤いオイルで、抗酸化作用のある脂肪酸やビタミンA・Cなど豊富な美肌成分が含まれています。

ローズヒップオイルは別名「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれていますよね 🎶
ですが保管方法には少し注意が必要です。酸化しないようにフタをきっちりと締める・開封後は早めに使い切る・直射日光が当たらない涼しい場所で保管するということをお忘れなく ‼

こんな時に使うのがおすすめ !

✔ ストレッチマーク(妊娠線)を改善したい時。

✔ 肌の「毛穴」を引き締めて、キメを整えたい時。

✔ 肌の「弾力」「ハリ感」をUPさせたい時。

✔ 「紫外線ダメージ」を受けた髪をケアしたい時。

✔ 「傷あと」「ニキビ跡」「色素沈着」を改善したい時。

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③ アルガンオイル

オイルの粘度レベル★★★☆☆

モロッコの砂漠に育成する「アルガンツリーの実の種の核」から採取された黄金色に輝くオイルで、高級美容成分であるオレイン酸とリノール酸を主成分にビタミンEがオリーブオイルの数倍も含まれています。
皮脂の成分に近いので、肌の深層に素早く浸透するというのも魅力です。

200個のアルガンツリーの実からわずか50mlのオイルしか搾ることができないという希少で上質なこの「アルガンオイル」は、最新の研究でも肌の細胞内の※メラニン生成を抑制するということが判明しているほど優秀なんです 🌟

※ 「メラニン」とは紫外線を浴びたときに皮膚の細胞を守る働きがあるもので、これが過剰に作り出されて体外に排出されにくくなることでシミができる原因となります。

こんな時に使うのがおすすめ !

✔ 髪の「切れ毛」「枝毛」を改善したい時。

✔ 疲れた肌に“輝き”をプラスしたい時。

✔ 洗顔後、化粧水が浸透しにくいと感じた時。

✔ 手の「あかぎれ」「ひび」を改善したい時。

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④ アーモンドオイル

オイルの粘度レベル★★★★☆

「アーモンドの種子」から採取される食材でもおなじみのオイルで、酸化を防ぐビタミンEやオレイン酸が豊富に含まれています。
伸びが良く保湿力が高いためボディのマッサージオイルとしても季節問わず使いやすく、赤ちゃんの肌にも使えるほど低刺激です。(⚠️ナッツアレルギーの方はご注意)

こんな時に使うのがおすすめ !

✔ ドライヤーの熱から髪を保護したい時。

✔ 「乾燥」による「吹き出物」などを抑えたい時。

✔ 目の下の「クマ」や「くすみ」を改善したい時。


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⑤ オリーブオイル

オイルの粘度レベル★★★★★

「オリーブの果実」からとれる食材でもおなじみのオイルで、肌老化を食い止めるために欠かせないビタミンE・ポリフェノールが豊富に含まれています。
70%以上がオレイン酸でできているため、揺らぎやすい乾燥肌の方におすすめです。

もともと皮脂の分泌量が多めなオイリー肌さんは、“オレイン酸”を多く含むオイルを使うとニキビや吹き出物ができてしまう場合もあるので気をつけましょう ⚠︎

こんな時に使うのがおすすめ !

✔ 肌の「乾燥小じわ」や「ハリ」のなさが気になる時。

✔ 肌の「ざらつき」や「ごわつき」が気になる時。

✔ 「ひじ・ひざ・かかと」の乾燥や角質化が気になる時。

✔ 荒れた「唇」を改善したい時。

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まとめ

大地から栄養分を取り込んで育った植物が子孫を残すために種子や果実に蓄えた、いわば植物にとって”命の一滴”とも呼べるほどの重要な栄養がふんだんに詰まった「美容オイル」を活用しない手はないですね ! ぜひ皆さんも肌の状態や用途に合わせて、自分にぴったりの「美容オイル」を選んでみてください 🌟

STYLE HAUS編集部 2021/11/27更新,   初回公開日2021/02/22

EDITOR / NTM

元👉外資系化粧品メーカー美容部員
Make/Skincare/Perfume 海外化粧品マニア ♡
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