INDEX
前回までのあらすじ
―持った瞬間、私の全細胞が歓喜。
これを買えばイジィデもピーカブーも買えなくなる…でも身体が、いやDNAが全力でこのバッグを望んでいるのを感じました。― by pepper
マルゴーとの運命的出会いはこちら(サイズ感・重さ)
幻のバッグとして名高いThe Rowのマルゴー10…高嶺の花ともいえるバッグを運命的に手に入れてしまったpepperさん。「なんで、私がマルゴーを⁉︎」状態からどうやって脱することができたのか!?
マルゴーが似合う女になる!
【耳にバランス、リビングに北大路欣也】
これは、「どんなに良いものも、適切な場所になければその価値をいかせない」ということわざ。
バランス様(TASAKIのバランスピアス)を初めて着けた時に、自分との品格の差、圧倒的な違和感に絶望して、我が家の狭いリビングに北大路欣也を召喚してしまった際に爆誕しました。
人は悲しいくらい忘れてゆく生き物。あの日の教訓をすっかり忘れて、とんでもない高嶺の花バッグを手に入れてしまい、西野カナも引くほどの震えに見舞われました。
しかし、手元にある以上、嘆いていても仕方がない。
そこで独自の科目別能力別授業と3段階個別指導のダブル教育で、偏差値40からの合格を目指すことにしました。
STEP.1 ムツゴロウさん作戦
テレワークの日は始業と同時にダイニングテーブルにマルゴーを設置。
ムツゴロウさん的な方法でマルゴーとの距離を少しずつ縮めていきました。
仕事中も休憩中も、常に視界の端に入るようにしました。そして暇さえあれば撫でまわしたり、持って部屋の中をウロウロしてみたり。
STEP.2 たとえば推しがいるだけで作戦
バッグの内側に推し(BTSのV)の分身であるTATAのチャームを装着。
内ポケットには、お守りとして推しの写真を挿入。この行動が気付かせてくれたよね、内側に推しがいるだけで、心が強くなれることを…
STEP.3 row&low(ロウ&ロー)作戦
ハイなロウはあえてローなカジュアル服に合わせることで、その品格を引き算できるのでは?
お手本はドイツ人スタイリスト・Maria Barteczko(マリア・バルテチコ)さん。
ハイブランドのバッグをかしこまって持たず、スニーカーやキャップに合わせた意思あるカジュアルダウンにしびれます。
彼女のようなモードなカジュアル服は持っていないので、プチプラ界の帝王・コンバースのハイカットを合わせてみました。
するとどうでしょう、コンバースの持つ殿堂入りこなれ感によって、マルゴーを使いこなしてる風に(自分比)!!ありがとう…いいスニーカーです。
良いバッグは、未来への指針になる。
今回は四十路学院のダブル教育のおかげで、「なんで、私がマルゴーを⁉︎」状態から合格圏内ギリギリにすべり込み、北大路欣也の訪問を玄関前で阻止することに成功しました。
背伸びして手に入れたものは、今のままの自分じゃ太刀打ちできないことを思い知らされる一方で、目指すべき未来がクリアになり、ブレずにその方向に進んでいく指針になってくれることも実感。
「このバッグが一番私らしい。」と言える日を目指して、日々精進したいと思います。
おちこんだりもしたけど、私はげんきです。
次回は…
たっぷりと愛情を注ぎ、自分らしいスタイリングに落とし込むことで、「高嶺の花バッグ」から「相棒バッグ」へと距離を縮めたpepperさん♡
次回の「pepperのモノ語り」は、フィービー時代のセリーヌの傑作ともいえるトリオバッグ。お楽しみに!