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TRAVEL
2022/10/08
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【旅行好きさん必見】海外56ヵ国を旅してきた筆者が初めてロストバゲージに遭った話

楽しいはずの海外旅行、なのに旅先でスーツケースがなくなった!そんな経験、皆さんにはありますか?今回は、最近筆者の身に実際起こったロストバゲージの体験と、それを踏まえて今後できる対策をお伝えします。

INDEX

DAY1:ロストバゲージ

この日は早朝の便でバルセロナからコペンハーゲンへ。スペインのLCCを使って、3時間ほどで到着。コペンハーゲンで一泊し、翌日の昼過ぎ電車でスウェーデンへ向かう予定でした。

しかし荷物が出てこず…

今回は、私とパートナーの荷物を一つのスーツケースにまとめて預けていました。しかしバゲージクレームで待てど暮らせど出てこず…別の便の荷物が流れ始めたので、諦めて近くの荷物専用カウンターへ。

カウンターでのやり取り

あのー、○○(利用した航空会社)で今バルセロナから到着して、荷物が出てこなかったんですが…

わかりました。荷物のタグの番号は分かりますか?

(タグの半券を見せて)はい、これです。

(しばらくパソコンを操作したのち)残念ですが、こちらには着いていないようですね。

え…じゃあ、バルセロナにまだあるということですか??

分かりません。バルセロナの空港で積み忘れられたか、別の便に間違って積みこまれた可能性があります。

そんな…じゃあ一体どうしたらいいんですか?

今夜と明日の朝、こちらに着く○○の便があります。そちらに乗って来るかもしれません。

そちらから、今○○に直接確認してもらうことはできないんですか?

残念ながら我々はできません。(書類を差し出し)こちらのフォームに必要事項をご記入ください。

この時点で筆者の頭の中は“???”状態。どうして、荷物の番号が分かっているのに正確な位置を特定できないのか、どうしてその場で航空会社に連絡しないのか。信じられませんでした。

記入したフォーム

フォームには、氏名やパスポート番号はもちろん、フライトの便名、住所(滞在先と居住地)や電話番号、メールアドレスなどを記入。

それからスタッフの方に、スーツケースの特徴をできるだけ詳細に伝えました。また、翌日にはコペンハーゲンを出発することも伝えました。


再びカウンターで

明日の出発までに荷物が受け取れなかった場合は、空港に届き次第、記載の住所に配送します。配送業務は別の会社が行うので、そちらから連絡が行くはずです。

衣類やスキンケアなど、必要なものがスーツケースに入っているんですが。

必需品の購入にかかった費用は、原則として航空会社が負担します。レシートを必ず保管しておいて、後で請求してください。

それ以上できることはなかったのでその場を後にし、市内のホテルへ。1日しかないコペンハーゲン滞在なので精一杯楽しもうと努め、必需品もいくつか購入しました。

ロストバゲージの際の補償について

これは、利用した航空会社やチケットの種類、また旅行保険に入っていた場合はその条件などによって異なります。私たちの場合は1日上限50ユーロ(1人につきではなく、荷物1つにつき)でした。

それから航空会社やハンドリング会社に連絡を取りましたが、荷物がどこにあるのかは“分からない”の一点張り。不安と無力感に襲われました。

まだ暑かったバルセロナとは対照的に、すでに冬服がいる肌寒さだったコペンハーゲン。幸い、セーター1枚と薄手のジャケットは念のためバックパックに入れていたので助かりました…。

DAY2:スウェーデンへ移動

翌日、ホテルをチェックアウトした後ダメ元で空港へ。カウンターで問い合わせましたが荷物はありませんでした。所在もわからず進展なし。

私もパートナーも、バックパック1つでスウェーデンへ行くハメに…

この日からは知人宅に滞在だったので、必要なものは少し借りることができました。とはいえ下着や冬物の衣類、スキンケア用品など合わせると2人で1日50ユーロというのはかなり少ないなと感じました(特に北欧は物価が高いので)。

荷物の追跡について

ロストバゲージの際には、各航空会社のHPで追跡ができるようになっています。この時、空港でロストバゲージの申請をした際にもらう番号が必要です。

しかし“追跡”とは言っても居場所がわかるわけではなく、“捜索中”、“配送開始”や“配送中”などのステータスがわかるだけでした。

DAY3:荷物が見つかる

3日目、何気なく荷物のステータスを確認したところ、いつの間にか“配送開始”になっていてびっくり。

運送会社の連絡先は知らなかったので、航空会社に電話で問い合わせ。すると“連絡は来ているはずだ”と言われました…

しかし、1日目の空港カウンターでは“配送会社がまずあなたに連絡をし、場所や日時を確認してから配送を始める”と言われていたので、“どういうこと?”と混乱。

そこで、航空会社のスタッフに運送会社から何らかの理由で連絡が届かないことを伝え、荷物が何時ごろ届く予定なのか確認してもらいました。そしてその日の16時だと言われました。

待ってみるも…

やっと荷物が届く!とワクワクしながら待っていましたが、16時を過ぎても荷物は届かず、17時を過ぎて航空会社に再び連絡しました。

事情を説明しましたが、航空会社は状況を把握しておらず、解決の手助けにはなりませんでした。おまけに“明日は日曜だから配達はない”と言われる始末。

結局この日も荷物を受け取れませんでした。行方不明の状態は脱したものの、一度期待させられた分かなり失望しました…

DAY4:音沙汰なし

この日はあいにく日曜ということで、前日言われた通り荷物は届きませんでした。

それでも、翌日には届くだろうという希望を持って少し前向きに過ごすことができました(笑)

DAY5:待ちわびた再会

この日は、“絶対に通知を聞き逃すまい”と常にスマホを手元に置いてスタンバイ。すると午前中配送会社から電話があり、当日12時ごろ配達してもらえることに!

この時は嬉しかったですが、“実物をこの目で見るまで信じられない”と軽く疑心暗鬼になっていました(笑)

そして12時…

時間ちょうどにトラックが到着!荷台にはたくさんのスーツケースがあり、ドライバーに自分の荷物を伝えて取ってもらいました。

こうして大変だった5日間がようやく終わりました…!愛用のスキンケアやお気に入りの服に再会できた喜びはひとしおでした!


ロストバゲージ対策

ロストバゲージ(完全に紛失する場合、遅れて届く場合両方を含む)は、200人に1人の割合で起こると言われています。努力だけで防げるものではありませんが、可能性を下げるためにできることをご紹介。

1:目立つスーツケースを選ぶ

実は、ロストバゲージの主な原因はヒューマンエラー、つまり荷物を仕分けるスタッフのミスなんだそう。目を引くデザインのスーツケースを使うことで、作業するスタッフの注意力が上がるかもしれません。

また、バゲージクレームで他人に取り違えられる可能性も減るのでおすすめです!

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2:目印をつけておく

一つ目と同じ理由ですが、新しいスーツケースを買う必要のない方はこちらが手っ取り早くておすすめ。

筆者はスーツケースのハンドル部分にハンカチをつけていたので、特徴を伝える時役立ちました。

3:タグの半券は必ず保管

万が一の場合にタグの番号が分からないと、荷物が戻ってくる可能性はかなり低くなります。荷物を受け取るまでは必ず保管しておくのが◎。

4:必需品は手荷物に

これは筆者が一番やっておいてよかったと思うことです。筆者の場合、多少の衣類とメイク用品、薬やヘアケアはバックパックに入れていたので、数日間は最低限のアイテムを追加で購入するだけで済みました。

筆者はクレンジングやヘアオイルは固形タイプを使っています。旅行の際にも気にせず手荷物に入れられるのでおすすめ!

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ちなみに現金や小切手、トラベラーズチェックはロストバゲージの際も補償の対象外なので、絶対に預け荷物には入れないでくださいね。

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5:スーツケースの特徴を記録

荷物がなくなった時、その特徴を正確に伝えることは難しいもの。そこでおすすめなのが“写真を撮っておくこと”です。外観だけでなく、念のため中の写真も撮っておくといざという時役立つかも。

“黒いスーツケース”などでは特徴として弱いですからね…筆者はスーツケースのブランド名を覚えていなかったので、次回からは写真を撮っておこうと思いました。

6:過去のタグやシールは剥がしておく

機械の精度向上により、バーコードの読み取りミスなどは年々減っているそうですが、紛らわしい過去のフライトのシールなどは剥がしておくのが一番。トラブルの元はなくしておきましょう。

まとめ

筆者は今回、ロストバゲージという災難に遭いましたが、幸い5日目に無傷で受け取ることができました。今後旅行する予定の皆さんは、できる限りの対策をして同じような目に遭わないことを願います…!

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STYLE HAUS編集部 2023/06/05更新,   初回公開日2022/10/08

EDITOR / SH

元外資系客室乗務員。🛫
旅行が好きで、これまでに訪れた国は仕事を含め58カ国。
エコでサステナブルなファッション・コスメブランドについて勉強中♡