今夜のお悩み
旦那とは3歳の娘が生まれてからセックスレスです。初めは私がレスられ側だったので自分で改善しようと色々と努力しましたが、効果もなく。挙げ句旦那からは外で何をしてきても離婚もしないし訴えたりしないからと言われました。
その一言がきっかけで自分の中の何かが壊れました。今では逆に旦那とそういうスキンシップをすることすら嫌な気持ちになりました。子どもがいる以上、離婚が子どもに与えるリスクを考えるとその選択は取れません。
仮面夫婦として生きていくべきか、夫ともう一度向き合うべきか、何かアドバイスいただけますでしょうか?(まるちゃん/30代前半)
エマちゃんからのメッセージ
セックスレスって、夫婦や女としての未来に、大きな不安をもたらしますよね。実は私自身も、結婚生活のなかでセックスレスは大きな問題となりました。
今回は私の実体験を交えながらお話していきたいと思います。
まず最初にお話したいのは、セックスレス以前に「自分の幸せを置きざりにした未来に、誰の幸せもない」ということを知っておいてください。自分以外の人の幸せを願うあまり、自分を犠牲にしてはいけません。
子どもの幸せも、旦那さんの幸せも、まるちゃんが幸せでなければ成り立たないのです。
そしてまるちゃんは、自分のためにしたどんな決断も「幸せな未来を創るためのもの」だと確信しながらこれからの道を選んでいきましょう。
前置きは長くなりましたが、旦那さまの「外で何をしてきてもいい」という発言は悲しい気持ちになりましたよね。おそらく「もうお互いの努力でできることは何も無いんだ」と突き離されたかのように感じたのではないでしょうか。
実はわたしも同じことを夫にに言われたことがあります。
私は正直な気持ち、悲しいというより「あぁなるほどね、確かにそれは今できる最善の解決策かもしれないね」と出口のないトンネルに光が見えた気持ちになりました。セックスをしたいという欲求というのは、人それぞれでかなり個人差がありコントロールできることではないと思うからです。
食欲と似たようなところがありますよね。例えるなら、食の細い人に「あれ食べようよ、これ食べようよ」と言っても、無理があるよね。食べられないよね、というようなものだと感じました。
セックスは「できるようになってよ!」と言われてできるようになるほど、単純なことではないからです。生理的欲求なので、話し合いで解決できるものではない。旦那さんの「外で何をしてきても良い」という発言は、「オレ、お腹いっぱいだから、食べたいなら外で誰かと食べておいでよ」ということと似ているのではないでしょうか。
もちろん食事とセックスではあらゆることが違いますが、彼にとっても、家族として共にいるための苦肉の策だったのだと思います。
我が家は夫婦2人だけの生活だったので、しばらくはその協定で夫婦生活を送りました。セックスしないということ以外は、パートナーとして家のことにも協力的で、ふたりでたくさんデートにも行きましたし、楽しく平和に過ごすことができました。
ですが結論から言えば、その関係も長くは続きませんでした。ある意味「臭いものに蓋をする」という根本的な問題から目を背けた状態だったのだと思います。
私は男女として、夫婦として、ひとつ屋根の下で生きていく意味が見いだせず、お別れすることになりました。子供がいなかったことも大きかったと思います。そんな私たちも離婚を避けるために、夫婦生活を取り戻そうとも努力しました。ですが結局は取り戻せませんでした。
それだけではなく、ありとあらゆる、夫婦として存続できるありとあらゆる策を練り、試してみましたが、結果どれも関係を修復するに至らず、離婚する決断にいたりました。
離婚は悲しいことではありますが、私は結婚したことも、離婚したことも、全ての決断に後悔はしていません。常に最善の選択をしてきた。そう誇りを持って言えます。
なぜそう言えるかというと、とことん自分の心や夫と向き合ってきた自信があるからです。今が幸せなのも、その証だと感じています。
夫婦が問題に直面したとき、いちばんやってはいけないことが「向き合わないこと」です。
向き合わないで、それとなく過ごすことは意外とできるんですね。「臭いものに蓋」をして見過ごせばいい。ですが、蓋をしていることへの苦しみは、蓋をしていればずっと続きます。
今まるちゃんは、そういう時期なのかもしれません。苦しいだろうと思います。決して向き合いたくないのではなく、そうせざるを得ないと感じているかも知れません。その状況に違和感を感じているはずです。
ところでまるちゃんは、旦那さんの状況や人となりをどれくらい理解していますか?旦那さんから口から、どれほど聞いていますか?
逆に、旦那さんはまるちゃんのことをどれくらい理解していますか?お話していますか?
私たち夫婦は関係を改善するため、お互いのことを理解する必要性を感じ、自身の幼少期までさかのぼって話し合いをしました。小さな頃からこんな性格で、親や友だちや昔の彼氏彼女と、こんなふうに過ごしてきた。…と自分のルーツをさかのぼり、話をしました。
それからいま自分が抱えている問題、不安、相手への想い、関係ないと思われることまで、洗いざらい話しました。なぜいま自分がこんな気持ちなのか、なぜ彼は今のような人間になったのか、直近のできごとだけではなく、遠い過去にもヒントがあるものです。そこからまた相手への理解が深まります。
「相手はこう思っているに違いない」「私の気持ちをここまでは知っているはず」と憶測ではかることほど、怖いことはありません。大事なのは「セックスレスを解決するために話し合うこと」ではなく「相手への理解を深めるため」「自分のことを知ってもらうため」に話し合うことです。
理解が深まれば深まるほどお互いに思いやりを示すことができ、すれ違いが減り、冷静にものごとを判断することができます。
まるちゃんは、綺麗事を抜きに、自分の素直な気持ちや不安を彼に話せていますか?
彼の素直な気持ちや不安を、聞いてあげられていますか?
どこかお互い自分の気持ちに蓋をしていたり、無理しているところがあるのかも知れません。いま一度「本当に大事なことを話し合いたい」という決意を夫婦で心に決める必要があるでしょう。
わたしの友人には、夫婦カウンセリングのプロを間に挟んで、お互いのことについて話し合い、理解を深めた夫婦もいます。彼女たちは夫婦の危機的状況から、また仲良し家族に戻るまで、幾度も話し合いを重ねていました。
仲良しに戻るにしろ、そうでないにしろ、自分と大切な相手と向き合うことにはものすごい価値があるから、そうするのです。
子育てをするにあたっても、「人と自分と向き合う」という経験はかなり役に立つのではないでしょうか。まるちゃんにとっても、旦那さんにとっても、お子さんにとっても、貴重な経験となるはずです。
今大事なのは、自分にも旦那さんに対しても、諦めない心を持つこと。
後悔しないように向き合っていきましょう。諦めたら試合終了ですからね…!
まるちゃんの人生がまたひとつ上向きになることを、心から願っております。
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