「ヴィンテージ」の意味とは?-アンティーク・レトロとの違い、主要分野での定義を徹底解説

近年高まりを見せているのが、ヴィンテージファッション!きっと誰もが、一度は耳にしたことのある”ヴィンテージ”という言葉。しかしそもそも「ヴィンテージ」の定義とはいったい何でしょうか??

そこで今回は、そんなヴィンテージに関する疑問や魅力から、主要分野での定義を踏まえた上で徹底解説!

ぜひ意味を理解した上で、あらゆる分野の「ヴィンテージ」の世界に触れていこうではありませんか。

まずは、ヴィンテージの定義と語源について詳しく見ていきましょう!

✍️「ヴィンテージ」とは....製造されてからある程度一定の時間が経過し、価値を持ったもののことを指します。明確な基準はありませんが、一般的には30年以上経過したものが対象とされています。もともとワイン用語が語源とされており、時代を超えて評価される意味合いも併せ持ちます。

∟ファッション・インテリアにおける「ヴィンテージ」の定義は、”古くて価値が高いもの”や”年代物で完成度が高いもの”を指しています。それは単なる”古いもの=古着や中古品”とは異なり、高い希少性や上質な品質、またデザイン性に独自の価値が見出されている点も、ファッションやインテリアにおける「ヴィンテージ」の定義の特徴となります。

実は「ヴィンテージ」と同じような使われ方をする類語も多く存在します。ここでは、間違いやすい類語を詳しく解説していきます!

∟まずは「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いについて。この両者、実は明確な定義は曖昧ですが、100年以上前の歴史的価値の高い品を指すことが多いのが→アンティーク。100年未満でも「価値ある古いもの」として区別するのが→ヴィンテージとされています。

∟また「古着」との違いは明確なもので、誰かが一度でも袖を通した中古の服を定義とする「古着」に対して、約30年〜99年程度の年月が経ち、素材やデザイン・縫製などに高い価値と希少性があるものを「ヴィンテージ」としています。

∟ファッション分野でも多く使われる「レトロ」や「オールド」。レトロは、実際に古いものだけでなく、現代に作られた「古い時代を模した復刻品」も含まれ、その価値は主観的で時代やトレンドで変わるとされています。またオールドに関しては「レトロ」のような特定の雰囲気を示す言葉ではなく、最も広範囲で使われる「古さ」を表す言葉として知られています。

∟「クラシック」とは、時代を超えた定番や模範となるような完成度の高さを持つものによく使われ、ヴィンテージは「年代物で価値あるもの」を指し、クラシックは「時代を超えた優れたもの」と解釈するのが一般的です。

続いては、分野別に見る「ヴィンテージ」の具体的な使われ方と価値について。ヴィンテージがかつてないほど、身近に感じる現代。そんな時代において、このような知識を身につけることは大事なことかも知れませんね!

∟ファッション・レザーグッズにおける「ヴィンテージ」とは、一定の年代を経た、歴史的そして意匠的に価値のあるアイテムを指す言葉です。例えばヴィンテーバッグや財布などが該当します。ただし、ファッション分野で使われる「ヴィンテージ」という言葉は、実際に古い製品を指すだけでなく、「ヴィンテージ加工したレザー」など、新しい革製品にあえて使い古したような風合いや独特の模様を施したデザインを指すこともありますので、注意しておきましょう。

∟ファッション・アパレルでは、ジーンズやスニーカー、ミリタリーアイテムとしてよく使われる「ヴィンテージ」。デニムは一般的に1960年代以前のものがヴィンテージとされていましたが、現在の若い世代の間では1990年代のアイテムもヴィンテージと認識されるなど、時代や世代によって「ヴィンテージ」とされる範囲が変化している側面もあります。

∟ジュエリーなどによく使用される「ヴィンテージ」。だいたい製造から20年以上たち、現在では手に入りにくいデザインや素材に価値があるジュエリーのことを指します。100年を超えるとアンティークと呼ばれるものと区別されますが、ショップによって多少の幅が存在することも覚えておきましょう。

∟インテリア・家具のおけるヴィンテージの定義とは、一般的に製造から20年以上100年未満の、一定の価値や品質を持つ年代物を指します。 インテリア業界では、ミッドセンチュリー期(1950年代〜70年代)の北欧家具やイームズのようなヴィンテージ家具が人気で、空間に深みやストーリーを加えるアイテムとして多くの人から人気を呼んでいます。

∟ワインの「ヴィンテージ」とは、そのワインの原料となったブドウが”収穫された年”のことを指します。単に「古いもの」や「高級品」という意味ではないでの注意しましょう。ワインのヴィンテージともなれば「いつ作られたか」を示す重要な情報で、その年の気候条件を反映した「タイムカプセル」とも言える重要な数字となります。

他の人とかぶらない自分だけのスタイルを作ることができることから、ファッション分野でも大きな注目を集めている「ヴィンテージ」。そこでここからは、ファッショ分野でヴィンテージをより楽しむためのポイントをご紹介!あなたはどんなヴィンテージアイテムを選びますか?

∟まずおすすめするのが、「ヴィンテージバッグ」!バッグの場合では、ワインのヴィンテージのように”時代を超えて価値が高まった良いもの”を「ヴィンテージバッグ」と呼んでいます。そのため80~90年代のハイブランド品(エルメスやシャネル、ルイヴィトン)などが大人気で、現代のファッションにも合う「時を超えてきた逸品」が多く見つかるのです。

∟またファッション分野でヴィンテージを楽しむなら、「ヴィンテージジュエリー」も外せない。ジュエリーは単に古いだけでなく、その時代の最新の技術や、デザイナーの創造性が凝縮されたもの。だからこそ「時代を超えた一点もの」であり、現代のファッションに深みと個性を与える存在として人気を集めています。

製造からある程度一定の時間が経過し、価値を持った「ヴィンテージ」。ファッションにおけるヴィンテージとは、新品よりもリーズナブルな価格で、価値のあるブランド品を購入できたり、一点ものの出会いがあります!

ぜひあなたもこの機会に、上手にヴィンテージを取り入れて見ませんか??