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BALENCIAGAが描く“香りのモード”
BALENCIAGA(バレンシアガ)は、ブランド最初期に誕生した香りLe Dixを現代的に再解釈。さらにGetariaMuscaraNo Commentなど、10種のフレグランスで“前衛のカッティング”を嗅覚化している。構成はシンプルではなく、どこか抽象的で彫刻的。フローラル、ウッディ、ムスクを、直線でも曲線でもなく建築のように積み重ねる香り。そこがBALENCIAGAらしい。
15年かかったのは“香り”ではない、容器だった
このコレクションの裏には、ブランドが執拗に追い続けたボトルの理想形がある。彫刻のような厚み、ガラスの存在感、手に乗せた時の重心。香水市場の汎用デザインでは成立しない、BALENCIAGAの語彙。その追求が形になるまでに約15年——一つの香りより、一つの器を探す方が時間がかかったブランドという事実が、すでに前衛。
10種の中でも“話題の香り”は?
香水は性別を規定しないユニセックス志向。それぞれに“装いのイメージ”が存在する。
●清潔感で攻めるなら
→ No Comment:白シャツの延長線。すべてを削ぎ落とした清冽な余韻。
●日常に寄り添わせるなら
→ Twenty Four Seven:肌感覚のムスクとほのかな甘さ。アクセサリーのように使える。
●深みで勝負するなら
→ Muscara:インクにも似たダークなムード。夜の静けさを纏う香り。
●創設者へのオマージュ
→ Cristóbal:ラグジュアリーな重厚感。クラシックな装いに調和。
●海風のニュアンス
→ Getaria:ミネラルと柑橘。抜け感のあるアーバンムード。
10 fragrances|10種の“ムードと質感”早見
※香調そのものではなく、装いの比喩でまとめ。
Le Dix
クラシックを再縫製。パリの花市場×黒のライン。
No Comment
石鹸と空気。無言で主張する白。
Twenty Four Seven
体温に溶けるムスク。肌ジュエリー。
Muscara
黒インクと影。夜の静謐。
Cristóbal
クリスタバルへの礼。重力をともなう甘さ。
Getaria
潮、柑橘、光。抜け感のショートトリップ。
Por Sombra
曇りガラス。影と湿度のエレガンス。
Flor de Agua
水と草花の揺れ。グリーンのニュアンス。
Sweet Cumbria
ドライフルーツの甘さとウッドの温度。
Patchouli Blond
パチュリの骨格に柔らかい毛羽。ボヘミアンの輪郭。
サイズ&価格
100 mL パルファム(各種)
– 各香り共通で ¥46,090(税込)
– BALENCIAGAの10種の香りすべてがこのサイズで揃う。
200 mL リフィル
¥ 39,050 (税込)
ディスカバリー ボックス
2ml×10 12,430円
レ ディス
10ml×10 56,760円
まとめ
BALENCIAGAの新作フレグランスは、香水というカテゴリーの外側にある。10種の香りは、甘い・辛い・男らしい・女らしいといった既存の軸で語られない。そこにあるのは、空気の造形、佇まいの編集、そして自分の輪郭を決めるムード。
香水はボックスに入っていて、プレゼントにもぴったり。ただの香水だけじゃなく、インテリアも格上げしてくれること間違いなしなんです。