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LIFESTYLE
2020/01/03
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頑張らないのが正解。“ゆるミニマリストの三か条”で心と暮らしがたちまち整う!

必要な持ち物を見極め、シンプルな暮らしを実践するミニマリスト。興味はあっても、なんだか難しそうと思っていませんか。今回ご紹介するのは、ストイックな節制とは無縁の、頑張り過ぎない「ゆるミニマリスト」暮らしルール。今こそ、スッキリとした生活と余裕のある心を手に入れて。

INDEX

♡はじめに

最近流行りの「ミニマルな暮らし」。モノに囚われないシンプルな生き方って憧れるけど、買い物好きで意思の弱いわたしには無理かも…そんな方にお伝えしたいのが

「ゆるミニマリストになりませんか?」

ゆるミニマルな暮らしの目的は、
「だらしない自分に喝を入れること」じゃなくて、
「大切な自分自身に心の余裕を作ってあげること」

なので、突き詰めてやる必要はなし。毎日の「スッキリした!」とか、「今日は頭が冴えてるな。」という気持ちをこつこつ積み重ねることで、いつの間にかそれが自分の習慣、ライフスタイルになっているんです。

今から紹介するのは、本当に簡単な3ルール。やれる時に、やれるぶんだけ、ご自身のライフスタイルに合わせて試してみてくださいね。

1.意識を「得る」から「手放す」にフォーカス

わたしたち人間って、常に「何かを手に入れること」を考えています。それは生物としてあたりまえの事なのですが、自分で意識しないところでもその感情が働いているんです。

例えば、会社からの帰り道を例にとってみましょう。


・街の広告でイケメン俳優を見て「この人が彼氏だったらな」
・コンビニの前で「今日寒いから肉まん買おうかな」
・会社での失敗を思い出して「もっと成果をあげなくちゃ」

…挙げればキリがありませんよね。1日のうち、何回こんなことを思っているか、数えてみてください。(たぶん途中で諦めるほど多いと思います。)

1日の5分、いや30秒でも「捨てること、手放すこと」について考える時間を作りましょう。
手放すといっても、大それた事じゃありません。身の回りのちょっとしたモノを1つだけ捨てるというところからスタートしましょう。

【たとえばこれ、捨ててみませんか】
・ゴムの伸びた下着
・欠けたアイシャドウやチーク
・溜め込んでいるショップの袋
・使ってないキッチン便利グッズ
・お風呂でのスマホいじり
・用事はないのにコンビニに寄ること

「捨てる、手放す」という行動は、それだけで肩の力が抜けてスッキリした気持ちになるはず。1つ捨てれば、執着心が薄くなって2つ、3つと捨てたくなる。何も思いつかなかったり、本当に忙しいときは財布の中のレシートを捨てるだけでもOK。

休日は、捨てる時間を多くとってもいいですね。コツコツと1~2ヵ月続けていれば、部屋もスッキリし心もほぐれてくるのが分かります。

2.買うなら「足す」じゃなく「替える」

筆者は、様々なブランドの色とりどりのリップを、50本ほど持っていました。同じような色なのに、新色さえ付けていれば顔もイマドキになると思っていたんです。しかし、あんなにトキめいて買ったリップも、時が経てばどうでも良くなり使わない。まさに悪循環でした。

1日に1回「捨てること」と向き合ったとき、パンパンのメイクボックスがどうしても心に引っかかり、使う頻度の少ないリップ数十本を思い切って処分。

それから、わたしの中の「新作大好きモンスター」は息をひそめるように。今持っているリップだけで丁寧にメイクを施し、出先でもこまめにリップを塗りなおす習慣が出来ました。自分の似合う色や正解メイクが固まってきて、話題のコスメに飛びつかなくなったんです。

モノを捨てて困るどころか、大きなお宝を掘り当てたような気分でした。

結局、理想のリップに出会えないのではなく、自分に似合うメイクが分からないという不満の現れでしかなかったんですよね。


何かが足りないと思うとき、原因はモノではなく自分にあることがほとんどです。
「買い足す」という概念は、すべて「買い換える」に変換させましょう。

化粧品だけでなく、服や靴、掃除用具やキッチングッズにも同じことが言えます。物足りないと感じるのは、もしかしたら自分の心のせいかもしれません。今あるモノを大切に使い、工夫して使ってみて、どうしても新しいモノを買いたいなら、今あるモノは手放すよう心がけましょう。

ただし、この方法が有効なのは、「本当は良いモノをもっているのに、それに気がついていない」という欲求不満パターンです。コレクションするほどそれが大好き!という場合は、無理して節制しなくてOK。

3.心の整頓

小学生のころ「机の乱れは心の乱れ」って先生によく言われませんでしたか?あの言葉は言い得て妙で、心に余裕が無いと身の回りも汚くなってくるものです。

浮かんでは消え、消えてはまた浮かぶ心のモヤモヤを整頓すべく、
オリジナルのTO DOリストを作ってみましょう。

①モヤモヤをすべて書き出す

たとえば、筆者の例をとってみるとこんな感じ。

・家族の誕生日プレゼントどうしよう
・髪の毛染めないとプリンになる
・リビングのクーラーが汚くて気になる
・パスポートを更新しなくちゃ
・外国語の勉強したい

その他にも、かなりどうでもいいモヤモヤの数々を書き連ねています。

②今週とりあえずやるか というリストにピックアップ。

①で書き出したモヤモヤの集積から、今週とりあえずこれだけは出来そう。というものを選んで、別のページに移動させます。私の場合は「週末にプレゼントを買いに行く」のみ。無理してたくさんピックアップしても挫折のもとに。自分に甘くいきましょう。

そして、完了したらリストから消してしまいます。

③1~2ヶ月後…?

しばらく続けていると、消えたモヤモヤと新しいモヤモヤを除き、「ずっと動かないトピック」が見えてきます。私の場合は以下の2つ。

・クーラーの掃除
・外国語の勉強をする


この「何ヶ月も放置しているトピック」こそ、心の大きなひっかかりの部分。

たとえばクーラーの掃除。自分ではいつでも出来ると思っていましたが、内心相当腰が重かったのでしょう(どれだけ掃除キライなの…)。諦めて、業者に頼んでピカピカにしてもらうことに。些細なことなのに、肩の荷が下りたような感覚になりました。

そして、何となくリストに入れた「外国語の勉強」。この中に、憧れの国の文化をもっと知りたい!という密かな夢が隠れていたと気づきます。しかしこのまま放っておいても、このトピックが消えることはなく何年も時が過ぎるだけ。もしかしたら、一生そのまま…?

そう思うと急に行動したくなった私。語学教室にアポを取り、思い切って週2レッスンを申し込みました。

モヤモヤをそのままにしておくと、身の周りも心もスッキリせず、ただただ日々が流れ去っていきます。

出来ることからひとつずつ片付けていくと、自然と暮らしが整います。そして最終的に、自分の頭のすみっこでホコリをかぶっている「ないがしろにしてるけど、本当はすごく気になっていること」が見えてきます(良い意味でも悪い意味でも!)。もしかしたら、それがあなたの人生のテーマだったりするかもしれません。

暮らしを整えることで、心が整う。心が整えば、暮らしが整う。2つのバランスを保つのが大切なんですね。

♡おわりに

これを読んで「ミニマリトになったるぞ!!」と意気込まなくても、大丈夫。
考え方をほんの少しずつ変えていくのが、ゆるミニマリストの大きなポイントです。大きな行動を起こすのではなく、ちょっとした意識の改革から。今日からはじめられるゆるミニマリストの三か条、さっそく試してみてくださいね。

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EDITOR / AYA