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そろそろ、バッグが欲しいと思ったら
〜この全ては偶然じゃないから⁉︎ラブ・ストーリーは突然に〜
伊勢丹の長いエスカレーターを昇ると夢の国であった。頭の中が真っ白になった。
出会いは冬のとある日。
2022年1月某日 AM10:30
所用のため伊勢丹へ向かった私は、いつものように地下食品売り場から地上階へのエスカレーターに乗りました。1階に上がると、ザ・ロウのポップアップイベント開催中でした。
ザ・ロウといえば、数年前からいろんなところでその名前を耳にするようになったブランド。ブランドを代表するバッグ・マルゴー15は、雑誌で見てその静謐な美しさに目を奪われたものの、なかなかのビッグサイズで自分には縁のないものだと思っていました。
その後、マルゴー10という小ぶりのモデルが登場したと知り、見るだけでも…と何度か売り場を覗きましたが、その姿を目にしたことはなく、幻のポケモン・ミュウのような存在なんだと諦めていました。
今回もどうせないんでしょ?と軽い気持ちで覗いたところ、
ある!あそこにもここにも野生のマルゴーが!!
心拍数は急上昇して、激しい動悸、息切れに襲われました。誰か私に命の母®︎を!ホワイトじゃなくて Aの方!!
そして出会った運命のバッグ。
手にした瞬間、胸が高まる
冷静を装いながらマルゴー10を持たせてもらうと、手に吸いつくようなしっとりとした革に私の全細胞が歓喜しているのがわかりました。
やや細めのハンドルも、私の手に合わせた?というくらい驚きのフィット感。
見た目よりずっと軽くて、「孤高のイケメンが優しくしてくれた」的な意外性に胸が高鳴ります。はじめから私の心臓はマルゴーに向かって走っていたのかな。この全ては偶然じゃないってこと?
マルゴー10のサイズ感
高さ 約19cm x 幅 約25cmx 奥行き 約18cm
重さはマルゴー7.5のカーフスキンレザーが約1.1ポンド/0.5kgのため、マルゴー10は1kg前後あると思われます。
マルゴー15のサイズ感
高さ 約38cm x 幅 約33cmx 奥行き 約23cm 重さ 1.6kg(使用素材によって異なります)
熟練の職人による、豊かな表情
マルゴーはフロントが一枚革で仕立てられていて、熟練の職人2人がかりで4日間かけて作る、とても手間のかかったバッグだそうです。
4日間で1個なら結構テンポよくない?と思ってしまったことは内緒ですが、手作りというだけあって、そこに並んでいるマルゴーはひとつひとつが異なる表情を持っていました。
売り場に並ぶバッグに表情と個性を感じたのは、生まれて初めてかもしれません。
ブランドロゴの奥ゆかしさ
ブランドのロゴはサイドに小さくひとつだけ。それも使っていくうちに消えてしまうようにプリントされているとか。ロゴが消えてもこのバッグの価値は変わらない、というザ・ロウの自信と矜持に痺れました。
ショップの方のお話を聞いている間、私はこのバッグから手を離すことができませんでした。
離したくはない…私の中のT-BOLAN人格がそう叫んでいました。
これを買えばイジィデもピーカブーも買えなくなることはわかっていたけど、身体が、いやDNAが全力でこのバッグを望んでいるのを感じました。
こんな高額なものを勢いで買ってしまっていいの?レアだから、人気だから欲しいんじゃない?いや、自分がバッグに求める条件はもうハッキリしている。そしてマルゴー10はその条件を完璧に満たしているッッ!(この間0.01秒)
そして帰路につく。
そして私はマルゴーを購入したのです。頭に血が上ったまま、おぼつかない足取りで大きなショッパーを抱えて帰宅。よく知らないまま買ってしまったマルゴー。
愛用している方たちはどんな風にコーディネートしているのかを調べようと、ドキドキしながらインスタを開きました。
…うそだろ?検索した画面に映し出されたのは、自分とは異なるハイセンスお洒落殿上人ばかり。
あらゆるハッシュタグを駆使して検索するも、お洒落すぎる世界にしかアクセスできない…もしかして、私のような人間が手を出してはいけないものだったのでは…?自分の手足がどんどん冷たくなっていくのを感じました。こんなの初めてだ…震えが止まらん。
to be continued...
すぐ届く♪国内発送のマルゴー10はこちら
次回は…
高嶺の花バッグを手に入れてしまったというpepperさん。「なんで、私がマルゴーを⁉︎」状態からどうやって脱することができたのか!?次回もお楽しみに!