ドレスシューズの名門ブランドが注目されている!
靴作りの伝統技術を、スニーカーに落とし込む流れ
長年ドレスシューズで培ってきた職人技術を、スニーカーというカジュアルなアイテムに応用するブランドが、ますます増えています。いま人気のHERMES(エルメス)と同じ‟革製品の名門”という背景でありながら、より靴作りの専門性が高いという違いが注目される理由に。
ベルルッティ「プレイタイム」──ラグジュアリーモデルの答え
はじめに、ベルルッティとは?
1895年創業、フランスの高級靴ブランド、Berluti(ベルルッティ)。代表的なスニーカーライン「プレイタイム」には、ブランドの代名詞であるカリグラフィ模様や、経年変化を活かすパティーヌ染色技法が用いられ、量産品にはない唯一無二の表情を持っています。
スーツに合わせられるスニーカーが、少なかった時代の解決策
2014年に発表された「プレイタイム」は、当時ラグジュアリースニーカーの選択肢がほとんど存在しなかった状況への解答として誕生しました。一枚革のレザーアッパーに手縫いのステッチを施し、見た目は革靴、履き心地はスニーカーという設計です。
狙うべきは、シグネチャーの「スクリット」レザーモデル
数あるプレイタイムの中でも狙うべきは、代名詞である「スクリット」(カリグラフィ模様)レザーを使ったモデルです。価格は限定色で25万円前後、定番色で15万円台からと幅がありますが、経年変化でパティーヌが深まっていく過程も楽しめる、資産的な魅力もあります。
ブルネロクチネリ──‟カシミヤ王”が手がける本格素材モデル
はじめに、ブルネロクチネリとは?
1978年、イタリア・ウンブリア州で創業されたラグジュアリーブランド。創業者ブルネロ・クチネリ氏が、当時無地が主流だったカシミヤに独自の染色技術で豊かな色彩を加えたことから‟カシミヤ王”の異名を持つ。従業員の働き方や地域社会への還元を重視する経営哲学でも知られ、単なる高級ブランドを超えた存在として支持されている。
単一モデルより、素材とクラフツマンシップの融合そのものが魅力
‟カシミヤ王”の異名を持つBRUNELLO CUCINELLI (ブルネロクチネリ)のスニーカーは、突出した単一の代表モデルを持たず、シーズンごとにカーフスキン×スエードの組み合わせやニット素材のランニングシューズなど、幅広いラインナップを展開するスタイルが特徴です。
大人コーデにハマる、カジュアルとエレガンスの両立
公式でも「カジュアルルックにもエレガントな装いにも最適」と謳われる通り、ニットやカシミヤ混素材のトップスと合わせた際の統一感が魅力です。派手な主張がない分、素材の質感で差をつけたい大人のカジュアルコーデに向いています。
サントーニ「VICTOR」──ダブルバックルが光るスリッポン
はじめに、サントーニとは?
1975年、イタリア・マルケ州で創業されたラグジュアリーシューズブランド。創業者アンドレア・サントーニ氏が、伝統的な靴作りの技術に独自の染色技法を組み合わせ、エレガントで軽やかな履き心地を追求してきた。特許技術「グッドイヤーレベルソ」製法による薄く堅牢な作りと、鮮やかなオレンジのブランドカラーが特徴的で、世界中のセレブから愛されています。
フォーマルシューズの意匠を、スニーカーに再解釈したデザイン
1975年創業、イタリア・マルケ州発のSANTONI(サントーニ)。代表モデル「VICTOR」は、フォーマルシューズに使われるダブルバックルのディテールを、スニーカーのサイドに再解釈したデザインが特徴です。手染めレザーによる深みのある色合いも魅力の一つです。
狙うべきモデルと、大人コーデでの活かし方
「VICTOR」のブラックは15万1800円ほど、レースアップの「DBS」は14万1900円ほどが目安です。著名なファッション誌の編集長も自腹で購入するほど支持されており、きれいめのニットやスラックスと合わせることで、大人の余裕を演出できます。
〜まとめ〜
ベルルッティのパティーヌレザー、ブルネロ クチネリの素材本位の哲学、サントーニのダブルバックル。それぞれ異なるアプローチながら、共通しているのは"靴作りの本気度"です。エルメスの次を探しているなら、この3ブランドはぜひチェックしておきたい存在です。