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ZAKKA
2021/02/14
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紙の”ルームフレグランス”って知ってる?新たな香りの楽しみ方、おしゃれな『アルメニア・ペーパー』で上質な時間を

”アルメニア・ペーパー”をご存知ですか?初耳の方もきっと多いのではないでしょうか。おうち時間を有意義に過ごしたい今だからこその優雅な香りに幅広い使い方、一般的なものと異なる活用方法など、秘めた魅力をたっぷりご紹介いたします。

INDEX

新たな香りの楽しみ方『アルメニア・ペーパー』って?

芳香樹脂(香木から取れる樹液など)やオリエンタルスパイスの浸剤を染み込ませたお香のようなフレグランスペーパーをさします。天然成分でできた香料のため、癒し効果が期待。海外では病院や高級ホテル、ヒーリングサロンなどでも利用されているんだそう。

私たち日本では馴染みがない『アルメニア・ペーパー』ですが、起源ははるか昔の19世紀末頃!

諸説あるものの「アルメニア・ペーパー」の発祥は、アルメニアに生息した香木の樹脂を燃焼させ家の殺菌や芳香を楽しむなど、伝統を受け継いできたアルメニア人が大きなキッカケであったようです。

多くの魅力が秘められた『アルメニア・ペーパー』、早速楽しみ方をご紹介いたします♪

火をつけゆっくりと香りを漂わせ、室内の浄化やヒーリングに

お香同様、炎を出さずにじわじわ燃焼させていくと、室内をすっきりと浄化し同時に空間を薫らせます。そしてそのナチュラルな落ち着く香りは、安息香と言う名の通りリラックスや集中、瞑想にもオススメなんです。

空気の浄化に加え、タバコやペットの臭いの消臭にも!何だか部屋の空気がよどんでる…と感じたら換気はもちろん効果的ですが、このアルメニア・ペーパーを使うとよりリフレッシュできますよ♪

ポイントはアコーディオン型に折り込み立たせること。ゆっくり炊くのがおすすめです!燃えゆくのを眺めているだけでも何だか心が無心になり落ち着くんですよね。

火をつけず、衣類やタオルをほのかに香りづけ

火をつけずにそのまま引き出しの中や、クローゼットにそっとしのばせると取り出したときなどふわっと香らせます。主張しすぎない、なんとも言えないクラシックな香り、タオルに顔をうずめたくなってしまいます!

ギフトや大切な方への贈り物に、香りを添える

五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わる「嗅覚」。香りが嗅覚にキャッチされると、記憶をつかさどる海馬にも瞬時に信号をおくり記憶を呼びおこします。記憶と香りはとても密接な関係、大切な方へのプレゼントを香りで彩りませんか?

ある香りをかいだ時、小さな頃を思い出し懐かしく感じたり、心がキュンと切なくなる事はありませんか?それが香りと記憶・感情の深い関係なんです。

お出掛け時に持ち物に忍ばせて。ふと香る瞬間、深呼吸

お財布やメイクポーチ、名刺入れ、また読みかけの本などにそっと「アルメニア・ペーパー」を忍ばせるのもおすすめ。カフェでちょっと休憩、そんな時に開いた本から香る優しい香りに深呼吸、気を張っていた心も落ち着きます。

「アルメニア・ペーパー」といったら、これからご紹介する2ブランドをまず知って欲しい!ぜひチェックしてみてくださいね。

Santa Maria Novella

(サンタ・マリア・ノヴェッラ)

中世の街並みがそのままに残る世界遺産のイタリアの古都、フィレンツェ。その歴史ある街並みにある世界最古の薬局のひとつ『サンタ・マリア・ノヴェッラ』本店。創業当初の教えを守り続け「香りの芸術」と称される貴族に愛されたフレグランスを、伝統のレシピで作り続けています。

筆者もフィレンツェを訪れた際、サンタ・マリア・ノヴェッラを覗いてきました!まるで中世へタイムスリップしたかの様な歴史ある建築に美しい調度品、ドキドキしながら店内に足を踏み入れたのを覚えています。

今見てもモダンで洗練された真っ赤なボックスにお洒落なデザインのペーパーはギフトとしても最高に喜ばれそう!ぜひ楽しみ方も教えてあげてくださいね♡

『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のアイテムを他にももっとチェックしてみる!

PAPIER D'ARMENIE

(パピエ・ダルメニー)

創業1885年の『パピエ・ダルメニー』は長い歴史を持つフランスの紙のお香メーカー。ゆっくり燃焼するために特別加工された吸取紙用溶液の中身は、百年来の”秘伝”なんだそう。消臭剤とは思えないスタイリッシュなデザインが素敵!

紙に染み込ませている安息香の木から採取したベンゾイン樹皮の成分は空気の浄化、消毒作用があるとされ、なんとウィルス対策にもなるとか。

コンパクトなブックタイプだから、携帯にも便利!気になるお部屋の生活臭はもちろん来客前や気分転換、他にはレジャーシーンでも活躍してくれそう。

トラディッショナル:バニラとバルサミックノートの東洋を想わせる香り

アルメニイ:インセンストミルが溶け込んだウッディーバニラの香りは甘すぎず、ジェンダーレスな香り

ローズ:イラン産とトルコ産、ふたつの国のみずみずしい薔薇の香りが込められた豊かな香り

どれも強調しすぎずクラシックな良い香り。試してみてシーンや気分に合わせて香りをチョイスしてくださいね♡

『パピエダルメニイ』のアイテムをもっとチェックしてみる!

まとめ

新たな香りの楽しみ方『アルメニア・ペーパー』をご紹介いたしました。この1年、仕事やライフスタイルの変化から自分を見つめ直し、そしておうち時間を丁寧に過ごすようになった方も多いのではないでしょうか?

そんな時にひと呼吸、肩の力を抜いてリラックスできる香りに包まれ贅沢な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか?

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STYLE HAUS編集部 2022/01/11更新,   初回公開日2021/02/14

EDITOR / tomomi.

Fashion writer/アロマテラピーアドバイザー
フリーランスのプレスとして国内外のファッションブランドのPRを経験 、その後インテリア業界にて広報&ブランディングを学ぶ。ファッション関連の情報を執筆中。