はじめにお断りを添えておくと、これは私自身の経験をベースにしたレポート。ですので全ての女性に当てはまるかはわかりません。ですが、食事における3つのポイントを意識するだけで数ヶ月という短い期間で辛かった生理の悩みがみるみる解消されました。生理痛の改善だけでなく食事を通して心身ともに幸せな日々を過ごして欲しいという願いを込めて、私の実体験をお伝えします。
エディターJ
読む前に…
■当てはまる人はチェック
☑︎生理1週間前頃から精神的に辛い
☑︎お腹や胸の張り、体のむくみがひどい
☑︎頭痛が普段よりひどくなる
☑︎お腹や子宮が痛む
☑︎血の量が多く、よく塊で出る
☑︎生理2日目は辛くて起き上がれない
実践した3つの食事の心がけで改善されたこと
☑︎精神的な乱れの改善
☑︎むくみの改善
☑︎頭痛の改善
☑︎お腹や胸の張り、子宮の痛みの改善
☑︎血の量の減少、血の塊が出なくなった
☑︎整理期間の短縮
☑︎生理2日目もさほど辛くない
程度の差はあれ生理痛に悩まされている女性は多いはず。お腹や子宮、腰の痛み、胸の張り感、体の怠さ、ふくらはぎや顔の浮腫みなどフィジカルな面もあれば、理由はわからないけど無性に悲しくなって泣きたくなったり、イライラして誰かに八つ当たりしてしまったり...。
生理1週間〜3日前頃から「なんだかいつもの私じゃない」と感じてしまう時はありませんか?
それもそのはず。なぜなら、現代を生きる私たちの食生活はあらゆる面で乱れきっているから。
え!?生理痛と食事ってそんなに深い関係があるの...!?
はい。むしろ食事で全て解決すると言っても過言ではありません。
食事の大切さに気づいたのは、コロナ禍にエディター自身が大病を患い入院したことがきっかけ。そこで「心身ともに元気になるには?」「健康的な体を作っていくには?」と自分を見つめ直しました。そして色々と調べていくうちにYoutubeである信頼できるドクターを知りました。彼が言っていたこと、それは…
当たり前のことですが、我々の体は食べたもので作られています。その食べ物が私たちの体にどう影響するか、当然知っていて然るべき。
食は、良くも悪くも心や体に非常に大きな影響を及ぼします。
例えば「〇〇を食べると生理痛がマシになる」「あのサプリメントやピルを飲むといい」など、何かの成分や薬を摂取することで生理痛が改善するという話はよく耳にします。ですが今回エディターが伝えたいのは食事で何かを補うことはさほど重要ではないということ。
もちろん、食事で栄養を補うのは良いこと。ですが、体のために「何かを摂取した方が良い」という考え方から「避けるべきものを避ける」という考えにシフトすることが重要だということをお伝えしておきます。
何かを摂取して体調を正そうとする前に、根本的に見直さなければいけないことがあります。それは、「体にとって余計なものを食べていないか?」ということです。
正直に言います。これからみなさんに実践して欲しいのは3つだけ。ですが、意識して過ごさなければそんなに簡単に実践できる話ではありません。
一度立ち止まり、自分の胸に手を当てて思い返してください。
毎日自分はどんなものを食べているかー。
病気をはじめ心の風邪も全ては食事から。これからお伝えする3つの食生活の見直しが生理痛だけでなく精神的に落ち込みやすいなど感情の起伏が激しい人や、将来発症してしまうかもしれない病気を未然に防ぐ一助になれば幸いです。
最後まで一読いただければ、食事の大切さがお分かりいただけると信じています。
①砂糖を摂取しない
早速難しい課題でしょうか(笑)。
わかる範囲で毎日自分が何を食べているか思い出してください。例えば、1日に何個チョコレートを食べているか。会社の取引先やママ友にもらったあのお菓子、あのカフェで食べたチーズケーキ、コンビニのスイーツ、晩に決まって食べるアイスクリーム…。思い返せば毎日こういったものを食べている人が多いかもしれません。
これらスイーツが生理痛を引き起こす原因になっているだけでなく、私たちの心や体を蝕む原因にもなっているということを知って欲しいのです。
まず、砂糖に含まれる糖とお米に含まれる糖の性質は全く異なります。どちらもブドウ糖が含まれていることに変わりはありませんが、砂糖には「果糖」というものが含まれておりこれが太る原因にもなると言われています。
太るだけならまだ良いんです(笑)。
怖がらせて恐縮ですが、実は砂糖にはもっと体を蝕む作用があります。お医者さんは絶対に教えてくれませんが、砂糖の取りすぎは鬱病の原因にもなっているのです。
アヘン戦争などから砂糖の歴史を学べばわかりますが、砂糖は言うなれば合法の麻薬と同じようなもの。依存性と中毒性が非常に高いためやみつきになってしまうのです。
「あんなに美味しいものが…!」と耳を疑うような気持ちになった人もいるでしょうし、この事実を受け止めきれない人もいるかもしれません。ですが、第一ステップはチョコレートやスイーツなど砂糖を避けることを意識しましょう。
エディターはスイーツを絶って1年。甘いものの誘惑に流されることはなくなりました。むしろ、甘いものを食べたいという気持ち自体が消え失せました。本来人間にとって砂糖は不必要なものなのです。
今からできること
✔️ついつい買ってしまうコンビニスイーツを控える
✔️スーパーの菓子パンを控える
✔️カフェでスイーツを食べることを控える
✔️お料理には白砂糖を避けオーガニックの砂糖を使用する
②小麦粉を摂取しない
次もかなり難しい課題ですね(笑)。みなさんから悲鳴が聞こえてきます。
私が信頼するドクター曰く ーというよりもむしろ歴史を学べばわかりますがー 、元来日本人は小麦粉を食べる生活をしていませんでした。
えっ!?じゃあ何を食べて生活していたの!?
その答えは、もちろんお米や玄米です。
日本人は、遡ること1万年以上前の縄文時代から、少なく見積もっても2600年以上前から稲作を行なっていました。そしてできたお米を大切に食べながら生活し、その文化は今に至るまで連綿とを続いています。
小麦を食べ始めたのは1945年の終戦以降。GHQによる占領政策や「米を食べると頭が悪くなる」といった嘘のプロパガンダをテレビや新聞が吹聴したことで学校給食でもパンが出てくるといった状況が今尚続いているのです。米中心だった食生活から突然小麦粉を食べるようになりまだ70年そこそこ。ですが、人間の体質はそんな短期間のうちに変わりません。
実は小麦粉にも砂糖と同じような中毒性があります。戦後の占領政策で、日本人の体に合わない小麦粉を輸入するようになった経緯があり、そこからパスタやラーメン、うどんなどの麺類を始め、お好み焼きなどの粉物、パンやケーキなど今では当たり前となった食文化が形成されました。この戦後の食生活の変化や乱れが、知らず知らずのうちに私たちの体を蝕んでいるのです。
朝食にパン、ランチにパスタやコンビニのカップ麺、おやつにクッキーを食べる。こんな生活をしていませんか?
小麦粉は栄養価がほとんどない上、血糖値を上げたり腸内環境を乱したりと体にとって様々な悪影響を引き起こします。また、オーガニックでない限りそのほとんどが糖質、さらには農薬などの添加物が含まれています。現代人はこう言った小麦製品からカロリーを摂取することで野菜や果物の摂取が減少し自ら不健康を招いているだけでなく、生理痛や生活習慣病をはじめとした様々な病気予備軍になってしまっているのです。
小麦粉によって引き起こされる主な症状は、頭痛、腹痛、下痢・便秘、気力の低下(抑うつ気分)、疲れやすさなど。さらに、摂取と関係があるとされる体の不調や病気には、肥満(メタボ)、ニキビ、高血圧、糖尿病などが挙げられます。もし食べた後に頭痛や鼻づまり、鼻水やくしゃみ、腹痛などの症状が出る場合、小麦との相性が悪いかアレルギーを持っている可能性があります。
ちなみに、エディターは小麦粉を控えることで花粉症まで治りました。
耳が痛い話だとは重々承知ですが、小麦粉にはこれだけのリスクがあるということを知っていて欲しいのです。
今からできること
✔️パスタやラーメン、お好み焼きなどの粉物食を控えお米を食べる
✔️クッキーやケーキなどの小麦粉を使用したお菓子を避ける
✔️パンはなるべく米粉を使用したものを選ぶ
✔️そば粉、ココナッツ粉、アーモンド粉、ひよこ豆粉などを代用する
✔️グルテンフリー食品を意識する
③乳製品を摂取しない
「牛乳は身長が伸びる」「牛乳は体に良い」というイメージはありませんか?ですが、世界的には牛乳や乳製品は避けられるべき食品という認識が広がっています。
牛乳はカルシウムが豊富と言われています。確かに含まれていますし気軽にカルシウムが摂取できるかも知れません。ところが、海藻類、ごま、豆腐、小松菜、味噌、魚の方がはるかにカルシウムを多く含んでいます。
それだけではありません。牛乳には「乳糖」と呼ばれる糖質が含まれており、日本人は先天的に乳糖不耐症の人が9割以上いると言われています。乳糖を消化する酵素ラクターゼをもっていないため下痢になったり腸にガスが溜まりやすくなります。牛乳を一般庶民が飲み始めるようになったのは主に戦後から。つまり、小麦粉と同じく牛乳も日本人にとって身体に合わない食品なのです。
また乳牛として育てられる牛はお乳が出やすくなるよう調整された不自然な食事を与えられます。そんな牛から絞った牛乳を飲むことは、もちろん人間にとっても良いはずがありません。つまり、牛乳を飲むことは人間に悪影響というだけでなく、牛にとっても不幸であると言わざるを得ません。
牛乳の最大のデメリットは、乳がんを引き起こす危険性をはらんでいるということ。牛乳に含まれる女性ホルモンが原因だという研究が世界中で報告されており、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を多く摂取すると女性の場合は乳がんや卵巣がんのリスクが高まると言われています。
さらに、牛乳に含まれる乳たんぱくは腸に大きな負担をかけ免疫機能が狂うことでアトピーや喘息を引き起こしたり、脂質が血中に溶け出すと悪玉コレステロールになって心臓病や脳卒中の原因になったりするとの報告もあるのです。
「小学校から飲み続けてきた牛乳が…」とショックを受けた方も多いとおもいます。
本題に戻ると、乳製品は上記でお伝えした病気だけでなく、生理痛をよりひどくしているという信じ難い事実があります。乳製品に含まれるアラキドン酸がプロスタグランジン(ホルモンのような物質)を刺激することで子宮筋が収縮するためです。ですので、チーズやヨーグルト、牛乳や生クリームが好きだという女性は多いと思いますが、生理前だけでもなるべく摂取を控えることをおすすめします。
今からできること
✔️コーヒーに牛乳を入れない
✔️代わりに豆乳やアーモンドミルクを代用
✔️チーズやヨーグルト、生クリームやバターを避ける
できることから実践しよう
今回お話した内容はきっと、驚かれたことが多かったかもしれません。そして、今お話ししたことを実践しようとすると、スーパーやコンビニで売られている食品はほとんど食べることができないと気づかれたことと思います。
そう、私たちが暮らす現代社会には体に悪い食べ物がはびこっているのです。小麦粉や乳製品以外にも、体に良くないとされる食品添加物がヨーロッパでは数十種類しか許容されていないのに対し日本では2000種類以上も認められているという衝撃の事実もあります。
何故か?それは前述したように、戦後の占領政策により私たちの食生活がガラリと変えられ西洋のスタンダードに合わすように強制されたから。そして、現代を生きる日本人は戦前まで元来我々が食べていたものをいとも簡単に忘れ去ってしまったのです。
人々が人工調味料や中毒性のある食品を摂取するようになりより強い味覚を求めるようになると、企業はその声に応えるため体に悪いものだとわかりつつも製造、販売をします。企業は会社存続のため、またそこで働く従業員のために利益を生み出さなければいけないからです。
話が大きくなりましたが、この悪循環が生理痛だけでなくガンや自己免疫疾患といった病気を招いているのです。この背景や全体像がわからないと、生理痛ひとつとっても何故ここまで食事が重要なのかということが理解できませんよね。
そうすると「なんで今までこんな重要なことを誰も教えてくれなかったの!?」という怒りが込み上げてくるかもしれません。
ですが、怒っても状況は変わりません。変えられるのは自分だけ。今お伝えしたようなことを教育現場で教えないことが根本的な原因ではありますが、それに気づかず食事が体に与える影響を何一つ調べようとせず暮らしていた自分たちにも反省すべき点があるのです。そして、今このことに気づけたということはとても幸いなことなのです。
かくいう私ですが、頻度はかなり少ないもののたまにいただいたお菓子を食べる時もあれば外食でパスタを食べる時だってあります。
健康のためを思うと、以上でお伝えした3つの食事を完全に断つことが1番。ですが、ストイックにしすぎるとストレスになるということと、こだわりすぎると家計に響いたり食べられるものが極端に減ってしまいます。それに、疲れてお料理ができない日だってありますよね。
ですので、「たまには食べたっていい」というくらいの心持ちが程よく意識し続けられるコツ。そして、それらを食べる頻度を2週間に1度や1ヶ月に1度などに減らしていくと良いでしょう。冒頭でお伝えした通り「避けるべきものを避ける」という努力がとても大切ですが、食べてしまってもどうか罪悪感に苛まれないでください。
人間は基本的に「粗食」が良い
現代人は豊かさゆえ飽食になっていると言われます。1日に3食食べるのが健康というのも、実はウソ。人間は基本的に1日1食か2食で十分。張り切って毎日料理を作ることもしなくていいのです。ですから、日本人なら日本人にあった食事 ー 例えば主食は白米か玄米、あとはお味噌汁や納豆などの発酵食品、そして魚や副菜があれば本来十分に生きていけるのです。しかも、それが私たちの健康にとっても非常に良いことなのです。
エディター自身、こういったいわゆる日本人らしい食にシフトしたことで、毎日の料理の手間が軽減されただけでなく、長年悩みのタネだった生理痛までもが改善されました。
私は病を患い健康について考える機会を神様から与えられたと思っていますが、今回のパンデミックは世界中の人々が改めて健康について考え直すきっかけになったと感じています。
自分が健康でいるということは、自分のためだけではなく、大切な家族や親友、そして今まで出会った全ての人々、さらには日本中、世界中の人々が幸せになることに繋がると、私は信じています。食で生理痛が改善するだけでなく、食を正すことは世直しにもなる。私にはそう思えてなりません。
今回のお話が、皆さんのより良い日々のために、そして気づきのきっかけになれば幸いです。