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香水をつけない女性は...
「香水をつけない女性に未来はない。」
かく名言を残したココ・シャネル。香水をつけずに外出することは、素顔で、あるいは裸で出かけることと同じようなものだと常々口にしていたと言います。
いくら素敵なコーディネートでも、香りがないと仕上がらない。香り好きのエディターも心からそう感じます。
すれ違い様に、ふんわりと残り香が漂う良い女を目指したい♡ということで、今回は超有名どころから日本ではあまり知られていない隠れた老舗ブランドまで、おすすめブランドを厳選してご紹介します。
■超有名ブランド
Hermes(エルメス)
エルメスの香水は創業から100年以上後の1951年、一般販売向けの「オー ドゥ エルメス」からスタートしました。2003年には香水界の巨匠ジャン=クロード・エレナが「地中海の庭」を手がけ、その人気に火がつきます。
メゾンのアイコニックなスカーフから着想を得たオリエンタルフローラルの「ツイリー ドゥ エルメス」や、シトラスティーの爽やかな「李氏の庭」など、気品溢れる香りは職場でもつけやすいこと請け合い。
Dior(ディオール)
ファッションと同じくらい香りにも情熱を捧げたムッシュ・ディオールは、「ファッションは服だけでは完成しない」という名言を残しています。そんな拘りを持って生まれたメゾン初となる香水「ミス ディオール」が誕生したのが1947年のこと。
ディオールの専属調香師フランソワ・ドゥマシーが手がけた「ジャドール」や「JOY」などが人気。女性の官能性を引き立てる魅惑的な香りの世界へと誘います。
CHANEL(シャネル)
シャネルの香水が誕生した背景には、二人の女性の背景があります。一人はもちろんガブリエル・シャネル。そしてもう一人は、マリリン・モンロー。20世紀を代表するアイコン無くして「NO.5」は生まれなかったと言われています。
ローズとジャスミンを中心としたうフローラルブーケの「ココ マドモアゼル」や、シトラスのフレッシュさとスウィートなバニラが同居する「アリュール」など、女性の魅力を最大限に引き出す香水の宝庫です。
Chloe(クロエ)
今となっては女性の定番となったクロエの香り。ですが、実は1975年からフレグランスを展開するもなかなかヒット作が出ず、くすぶっていたんだとか。ですが、ステラ・マッカートニーがクリエイティブ・ディレクターに就任したことでブランドに勢いがつき、2008年、ついに「クロエ・オードパルファム」がヒット。
インテリアとして部屋に飾りたくなるようなドリーミングなボトルデザインも人気の理由。いかにも感のない優しい香りが特徴なので、就寝前に一拭きして寝るのもおすすめです。
■隠れた老舗ブランド
Fragonard(フラゴナール)
フラゴナールは、1926年に南仏のグラースで誕生した老舗パフューマリー。ブランド名はグラース出身の画家ジャン・オノレ・フラゴナールが由来。一時は日本にも店舗を構えていましたが、残念ながら現在は撤退しています。
老舗の香水ブランドですが、練り香水や石けんなど工場価格で販売されているのでリーズナブル。南仏の植物や太陽を想わせるナチュラルさにロマンティックな雰囲気が加わった香りが特徴。アロマティックでリッチなパフュームの虜になるかも?♡
Cire Troudon(シールトゥルドン)
シール トゥルドンは、1643年パリで創業した世界で最古のロウ製品メーカー。伝統的な製法を厳格に守り続け、現在もなお熟練の職人の磨かれた勘と技によって全て手作業で作られています。
また、その300年の歴史の中でルイ14世に愛され、王室、ベルサイユ宮殿や多くのフランスの教会にキャンドルを供給してきました。18世紀に建立されたパリのサン・ロック協会では、現在も変わらずそのキャンドルが灯っています。
Maison Francis Kurkdjian
メゾン フランシス クルジャンは、世界で最も有名なパフューマーの1人であるフランシス・クルジャンが自身の名を冠し誕生。ブランド創立以前はジャン ポール ゴルチエの香水を手がけたり、現代アーティストとコラボしマリー・アントワネット愛用の香水を再現したりと話題を集め、一躍人気調香師となりました。
コンテンポラリーで自由な表現による香水を次々と生み出し、ユニセックスで使えるシェアフレグランスやキャンドルなどアイテムのラインナップは豊富。「APOM」「Aqua Universalis」「OUD」などが人気です。
HISTOIRES DE PARFUMS
イストワール ドゥ パルファンは、南フランスに生まれ、モロッコで育ったGerald Ghislain(ジェラード・ギスラン)によって2000年に設立されたフランスのニッチ香水ブランド。自らが地中海で育んだ独特な色彩センスや嗅覚をベースに調香された香りは、まるで「嗅覚で読まれる本」。
予期せぬ原料の組み合わせにより生まれる香りは、全体的に深みがありながら、独創的で官能的な魅力があります。カサノバ、ヘミングウェイなど歴史的に有名な人物、パリの名所など、多様なものからインスピレーションを得て作られています。
まとめ
今まで香水をつけたことがないという人も、自分にあった香水に出会うとはまってしまうもの。そして、お出かけ前にさっと纏うことでスタイルが完成するのです。まさに、香りはマナー。あなたらしい香りをまとって、毎日にささやかな幸せを感じてみてはいかがですか?