フランスと言えばファッション♡と言うイメージですが、フランスの魅力はそれだけじゃないんです! 例えば甘~くて美味しいケーキやチョコレートに、香ばしい香りのするパン。そこには女子の大好きなものがたーーっぷりと勢ぞろいし、そしてその材料に必要不可欠なものと言えば何と言っても“バター”。
実はフランスのバターって日本のものと比べると風味が良く、とーっても濃厚で美味しいんです♡そして、今回はそんなフランスバターの中でも“特に有名なブランド”を実際に食べ比べ、ランキング形式で並べて見ました! parisへ訪れたからこそ分かる、美味しくておすすめのバターをご紹介します
#今回、食べ比べたバターはコチラ♡
《ラインナップ》
●左端の3列が…ボルディエ
●真ん中の上が…イズニー
●真ん中の中心が…エシレ
●真ん中の下が…セル・ドゥ・メール
●右端の丸いものが…ベイユヴェール
と、どれもフランスを代表する有名バター。
【ぷち情報】
フランスのバターは日本のものと比べるとかなり消費期限が短いため、早めの消化が必要不可欠です!
#知っておきたいフランスバターの塩分区別
【ぷち情報】
フランスのバターは3種類に塩分分けがされています。実際に買う際、とても重要なポイントとなるので是非覚えておきたい内容です。
【doux(ドゥー)】…塩を加えていないバター。
食塩を加えていないという意味で使われる”doux ”は「甘い、マイルドな」という意味となっていいます。
【demi-sel(ドゥミ・セル)】…0.5~3%の塩分を添加したバター。
適度にバターが入っているので、料理には有塩の方がうま味を引き出してくれます。
【salé(サレ)】…3%以上の塩分を添加したバター。
しっかりとした塩分を感じます。シンプルなフランスパンなどに付け、塩の香りを楽しめるバターです。
#筆者おすすめランキング☆
※筆者の独断と偏見によるランキング
●№1:ボルディエ >>>天下の人気ブランド。
☆グルメ御用達の本物の中の本物とも言えるバター。
三ツ星レストランや一流ホテルでも採用されるほど、味に間違いのないクオリティーです。
【特徴】
ボルディエのバターは一つ一つが手作りで作られています。口溶けがかなりよく、手で触れるとすぐ溶けてしまうような柔らかさが特徴となっています。
■《味・食感》
ミルク本来の甘みと、決してコッテリではない濃厚さが口の中で広がり、優しい味わいになるバターです。(バターが苦手な方にも是非、試してもらいたい一品♡)
【おすすめの食べ方】
コクが深いので、美味しいバゲットにたっぷりのせて食べるのが一番のオススメです♡
●№2:セル・ドゥ・メール >>>岩塩がいい存在感を発揮
☆豊富なミネラルを含んだ大人な風合いのバター。岩塩が含まれたバターは他にも存在しますが、岩塩有りを求める方はセル・ドゥ・メールを1度試して頂きたい!
【特徴】
岩塩がたっぷりと練り込まれ、食パンやフランスパンにマッチする味わいです。(塩っ気がかなり効いている為、熱々の白米にバターを乗せ、醤油をかけると言う邪道な食べ方が合いそうなバター)←バター好きさんごめんなさい。
■《味・食感》
ジャリッとした歯応えが心地よく、塩味だけではない豊かなうま味を感じるバターです。さらに、さっぱりとした口当たりで、脂臭さを感じない風味となっています。
【おすすめの食べ方】
せっかくなので、溶かさずにこの「ジャリッ」とした食感を一度は楽しんでもらいたいです。食パンやフランスパンなどベーシックなパンは勿論、パンケーキに合わせるのもおすすです♪
●№3:ベイユヴェール >>>チーズを思わせる芳醇な香り
☆味にうるさいパリっ子がこぞって買い求める人気バター。香り高く良質のため、パリの高級スーパー(ボンマルシェ)などで販売されています。また、星付きのフレンチレストランでも多く利用され、バターファンの中にも「このバターが一番好き」と言う人が多い印象。麻布十番に専門店があります。
【特徴】
黄色味の強いバターとなっており、こちらもボルディ同様、無塩・有塩・岩塩と種類が豊富となっています。賞味期限がとても短いので早めに消費するか、冷凍保存がおすすめです。
■《味・食感》
マイルドな口当たりで、塩気が無くても十分!と思わせてくれる香りの高さが特徴的です。ベイユヴェールを愛用するシェフ達も『ミルク感の強さと、香りの良さ』がいいと評価している模様。
【おすすめの食べ方】
こちらもベーシックなパンがおすすめですが、アレンジを加えるならトーストしたパンにはちみつをたーーぷりかけ、ハニーバターとして頂くと香りが広がり美味しいです♪
●№4:エシレ >>>天下の有名ブランド
☆こちらのバターは見たことがある人も多いのではないでしょうか?
フランスのバター界を代表するエシレ。日本では世界初のエシレバター専門店『エシレ・メゾン デュ ブール』が誕生するほど有名なバターです。(焼き菓子も販売)
【特徴】
見た目は日本のバターと変わらず、しっかりとした重厚感を感じる見た目です。上品で穏やかな風味で、万人受けするバターとして地位を確立。誰が食べても満足できる納得の有名ブランドです。
■《味・食感》
ヨーグルトのような爽やかな酸味と香りが鼻に抜けていくような特徴があります。ふんわりとしたミルクの香りが心地よく、思いのほかあっさりと食べられるバターです。
【おすすめの食べ方】
パンに付けるのは勿論ですが、他のバターに比べると癖が少ないシンプルなバターです。その為ちょっと贅沢ですが、お菓子やパン作りに使うのもおすすめ。焼き上がりのバターのふわーっとした香りが癖になりますよ♡
●№5:イズニー >>>エシレと並ぶ2大巨頭
☆ノルマンディー地方にある、大手バターメーカー。個人的にパンに付けると言うよりも、パン作りやお菓子作りに使われているイメージが強く、(隠し味的な感覚で)中から風味を出すバターとしてより適しているのかもしれません。
【特徴】
正直、今回DOUXの塩分が含まれていないタイプを購入してしまった為、エシレとイズニーバターの違いがあまり分からなかったのが正直な感想…。
■《味・食感》
コクと滑らかさがあり、イズニーバターはミルクっぽさが強く、エシレは濃厚で芳醇な香りがすると言う感覚です。
【おすすめの食べ方】
こちらも個人的には、お菓子作りなどに使用したいバター。勿論パンに付けて食べるのも美味しいのですが、ボルディエなどに比べると風味があっさりしている為、付けて食べると物足りなさを感じる人も居るかもしれません。
まとめ
今回は筆者の独断と偏見のランキングでお送りしましたが、どれもフランスを代表する有名バターです。最近では、ネットや外資系スーパーなどにも並んでいることが多いため、気になった方は是非一度、試してみて下さいね♪