INDEX
古くから化粧水として愛用されていた「ヘチマ」のエキス。
夏から秋にかけて黄色い花が咲き、その後、筒型の長い実がなる植物「ヘチマ」。
江戸時代では食器洗い用のたわしとして使われていた他にも、ヘチマの茎の切り口から滴り落ちるエキスが“化粧水”として江戸城大奥に献上され、女中たちが愛用していたほど肌に良いものとされていました。
そんなヘチマには「ビタミンC」「アミノ酸」「ペクチン」など、美肌を育んでいくために必要不可欠な成分がたっぷり含まれていて、その中でも特有の主成分である「サポニン(プロトパナキサトリオール)」は6年ものの朝鮮人参にだけ含まれている希少なもの。
肌に潤いを与えるのはもちろんのこと、乱れがちな肌のターンオーバー(新陳代謝)を活性化させることで細胞を若々しく保ち、炎症や痒みを抑える効果もあったりと、まさに現代人の揺らぎやすい肌にぴったりな植物なのではないでしょうか。
「ヘチマ」から採れたエキスにはそのものに防腐作用があるため、密封した状態でしっかりと管理すれば、防腐剤や安定剤を使わなくても1~2年程度は保存が可能なのだとか。驚くべき生命力ですね‼︎
ヘチマは“飲料”としても大人気!?
薬膳料理にも使われているほど身体にも嬉しい作用がある「ヘチマ」のエキスには、飲むことで喉の炎症を抑え、便秘や浮腫みを解消したり、利尿作用を促進させる効果などがあることから、古くから愛飲している方も多いのだとか。
「ヘチマエキス」配合のスキンケア製品をCHECK!
TATCHA(タチャ)
✔️商品名:THE DEEP CLEANSE
すり潰された「ヘチマ」の天然繊維によって肌を磨き上げながら、抗酸化作用に優れた「ローズ」や、祇園祭の厄除けの花としても有名な「檜扇(ヒオウギ)」が肌を落ち着かせながらターンオーバー(新陳代謝)を促す、クリーミーな泡立ちのクレンザー。
daughter(ドーター)
✔️商品名:青春面膜
「ヘチマエキス」「ローマカミツレ油」「キュウリエキス」「ヒアルロン酸Na」などの天然由来の美容成分が、肌にハリ感と潤いを与えるフェイスパック。
まとめ
日用品や食材としてはもちろん、愛知県のお寺では祈祷にも使われているほど知られざるパワーを秘めた「ヘチマ」という伝統的な美容素材。
“悠々自適”というヘチマの花言葉の通り、日々変わる自身の肌の調子に耳を傾けながら、のんびりと美を磨いてみるのも良いのではないでしょうか。