【#エマちゃんのイイ女塾】好きな人の前で素の自分を出せない.. #29

「好きな人の前では素の自分が出せない」
この悩みを抱いたことって、誰しもが経験あるんじゃないかなって思います。


でも別に素を出さなくてもうまく行くなら、素なんて出さなくていいと思うんですよね。素を出すことが人間関係の正義!でもないですし、うまくいくコツでもないと思います。


なぜ相談者さんが「素を出さないとうまくいかない」と思うかって、おそらく下記のようになってしまうからだと思うんです。

●いつもは冗談を言ったり気さくに話せるのに、緊張して空回りして、うまく話せなくなる


●気を使いすぎて、親しみがなくなり、距離感が出来すぎてしまう


これね、実は「素を出せない」からこうなっているんじゃないんですよ。


もっと根本的な問題があるんです。


それが、「失敗したくない」って気持ち。

わかりますよ!わかります。
だって今まで男性と深い関係になったことないし、お付き合いもしたことない!そうして20代後半まできてしまった!本当は結婚したいし、子育てもしたいのに!トントン拍子で恋愛したいのに!もう失敗はできない!と。


わかるんですけど、平均台の上でいきなり側転できる人がいないように、恋愛もいきなりミラクルがはたらいて、幸せな結婚ができるわけないんです。


でね、そもそももう、合コンって場所がさくらさんにとっては飛び級なの。


合コンって場所は恋愛強者が行く場所よ!
「人見知りしなくて、男慣れしていて、計算できる女が勝つ場所」ですあそこは。


合コンってたかだか2時間で相手を知ろうとするよね。2時間でわかることって見た目と、ノリの良さと、話しやすさくらいかな。それを出会って2時間で「パーフェクト!」って思わせることできる?ちなみに私は無理。笑


最低でも3時間くらいサシでじっくり話したい。じゃないと私の良さも伝わんないし←相手の良さも見えないと思う。
個人的な話をすると、合コンで調子のいい男はなんか信用ならない。慣れてなさすぎて、いいとこ全然わかんなかったなってくらいの男がちょうどいい。笑


そんな感じで、合コンでモテる子と、愛される子ってまた全く違うから。

さくらさんはある意味“失敗“はしてきたかもしれない。何度も平均台の上に立って、歩いてみたり、しゃがんでみたりしてきた。


でも、肝心の「側転に挑戦しようと思ったことはある?」と聞きたい。

つまりはちゃんと気になった人に、好きになってもらおうとアプローチしたり、付き合って欲しいという意思を見せたり、逆に言えば好きになってくれた人と「付き合ってみるか」ってお試ししようとしたり、“平均台から不格好に落ちてケガしてもいい!“くらいの覚悟で、ダサい失敗をしたことがあるのかと!!!

いつも「美しい側転をしている自分」という理想が先にあって、不格好になることを恐れていやしませんか。


恋愛ってダサいものなんです。だって人が強い感情を持つものだもの。頭より、心が優先されるんだよ、理性なんかどっかいって、ドーパミンもドバドバ、正気じゃないことになるんだから。


それをね、たくさんの恋愛知識を詰め込んで、頭で考えて、正解を求めて、慎重に慎重に…なんてやってたら、壊れない石橋も叩かれすぎて壊れるって。


言い訳されそうだから先に言っておくけど
「ちょっと気になるだけだから本気になれない…」なんて言ってる場合じゃないから。ちょっと気になるはもう、好き!だから。失敗したくないから「ちょっと気になるだけ」なんて言い訳してるだけ。次に気になる人がいたら本気で頑張ってください。

私はいろんなアプローチを受けてきましたが、男の子がどんなに本気だと言ってもこの「ダサさを捨て切れない」とか「プライド高すぎくん」が垣間見えちゃうと、100年の恋も醒めそうになる。

だってそんな自分ばっか守っている人と恋愛したくないもの。


逆にそんなに気になってなかった人でも、捨て身でアプローチしてくる男の子には心惹かれるよね。


この人ピュアでまっすぐでエネルギーあるなって。惹かれます。
人が人を好きになる時って、自分から好きになるか、好かれてから気になって好きになるかのどちらかだよ。


だから自分から好きになった時に、「本気でアプローチしたか」「好かれるように本気で努力したか」っていうのはとっても大事になるから、覚えておいてね。


ここでひとつはじめましての相手を目の前にしたときの、コミュニケーションのコツを教えます。


それは「好かれようとして相手に合わせる」のではなくて「この人のこと良く知りたいし、私のことも知って欲しい」と思うこと。そのために「好かれよう」は諦めて。


そのあわよくば感は相手に伝わります。相手に合わせてるだけじゃ、あなたって人が伝わることなく終わるよ。そりゃあ記憶にも心にも残らないって。


自分を伝えるって、女の子の前やおじさんの前ならできるでしょう。それとおんなじことをすればいいんだよ。


加えてもうひとつ言いたいのは「灯台もと暗し」ということ。


男慣れしてないさくらちゃんが、魚網を広げるべきは「半径3mの男性」です。


出会ってすぐに仲良くなるのが苦手なら、すでに仲のいい人にすればいい。全然男として見てなかった人が、案外いい恋人候補になるものです。だってそういう人って、共通の話題もあれば、似たような価値観も持っていて、素で話せるでしょう。


いちいちドキドキする人と恋しようと思わないように。ドキドキする人というのはある意味、「さくらちゃんにとって遠い存在の人」でもあり、相性が合わない可能性も大。


まだ出会わぬ新しい恋にずっと期待するのは、夢みる夢子(叶わない)ちゃんの特徴ですからね。


ちなみに「16歳以上なら、84%の確率で将来結婚する人とすでに出会っている」という研究結果が出ていることもお伝えしておくね!笑


近くの男子も、2人っきりで3時間も話したら、見方が変わること、大いにアリ◎です。


ということで、大いにダサく転んで失敗して、最後には華麗な側転(結婚)をしてください。

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