お買い物をするとき何気なく手にとってしまいがちなグレーのアイテム。白でもなく黒でもない中間色で、モード過ぎず柔和な印象に仕上げてくれるのがグレーの最大の魅力です。
ですが、どんな物事にもメリットとデメリットが存在するように、グレーにも良い点とそうでない点が存在します。「そういえばクローゼットにあるあのグレーのセーターは私に似合っていないかも…」そう思うお洋服はありませんか?
それもそのはず。グレーは白と黒の中間色であるため無数のトーンが存在します。ですから、肌のトーンによって合わせにくいグレーが出てくるのはごく自然なことなのです。
しかも、そのトーンの幅は暗めのグレーから明るめのグレーといった明度だけでなく、ブルー味のグレー、イエロー味のグレー、さらにパープル味のグレーなど彩度に至るまで多岐に及びます。グレーという色の持つ魅力を理解しつつ、落とし穴にはまる危険性を回避したいところですよね。
今回は「日本人に似合うグレーコーデ」をテーマに、グレーをものにできる4つの着こなしポイントを伝授。海外のお洒落インスタグラマーを参考にしても似合わない理由と、日本人らしさを活かしながら楽しめるグレー活用術をご覧あれ。
❶アクセやバッグに光り物を
エディターがまず第一にオススメするテクニックは、アクセサリーを多めにつけるということ。日本人にグレーが似合いにくい原因として、疲れて見えやすいということが挙げられます。海外インスタグラマーは髪をブリーチしている人が多いため、金髪がアクセサリーのような役割を果たしているのです。
ですが、黒髪や茶髪が多い日本人にとってブリーチのハードルは少し高め。自由な社風の会社なら問題ないかもしれませんが、お硬めの企業に勤めている人にとってはなかなか踏み込めない領域だと思います。
そこで、エディター自身いつも実践していることは、いつもより光り物のアクセサリーを多くつけるということ。特に顔まわりや首元にゴールドやシルバーのアクセサリーをふんだんにあしらうのがオススメ。光り物を合わせることで野暮ったい印象を回避できるのです。
❷ハイトーンなグレーを顔の近くに
鉄則の2つ目は、明るめのグレーを顔まわりに持ってくること。暗めの髪色が主流の日本人が、同系色のダークグレーを顔まわりに持ってくるとかなり重めの印象になってしまうからです。
その逆で、ダークトーンのグレーは顔の遠く、つまりボトムスとして取り入れてあげましょう。こちらのテクニックもエディター自身が普段心がけていることで、これからのお洋服選びにぜひ役立てていただきたいと思います。
❸挿し色を活用
寝間着感のあるスウェットといえば、おそらく多くの方がグレーのセットアップをイメージするかと思います。そう、グレーというと少しだらしない印象を持たれているのも事実。
そんなイメージを刷新するには、ホワイトを取り入れてクリーンな印象に見せたり、ブラックを用いて全体を引き締めたりすると良いでしょう。または、素材感を意識して少しシャイニーなテキスタイルのものを取り入れるとルーズ感がなくなり、むしろ洗練された印象に見せることができます。
グレーは、パステルイエローやオレンジなどとも相性抜群。ですので、バッグやスカーフなどの小物に鮮やかな色味をプラスすると春の装いが一気に垢抜けること間違いなしです。
❹デニムと合わせてカジュアルに
最後はデイリーに取り入れられるテクニックをご紹介。軽やかな装いが楽しめる季節はデニムと合わせるとグレーをカジュアルに楽しめそう。
ブルーのデニムならより若々しい印象に、ブラックデニムならクールに魅せることができます。デニムのパリッとした素材感がグレーの柔らかさを引き締め、バランスを保ってくれるはずです。
「グレー」のトリセツを覚えよう
いかがでしたか?普段コーディネートを考える上で、グレーという色のもたらす効果について考える機会は少ないと思います。ですが、お洋服における色使いは自身の印象を大きく左右する一因。
もちろん、皆それぞれが好きなファッションを楽しめば良いとエディターは考えています。ですが、特にグレーは心理的に1番選んでしまいがちな色味だからこそ、その色がもたらす影響を知っておいてほしいと思うのです。
今回ご紹介した4つのテクニックを意識して、おしゃれで洗練見えを叶える日本人らしいグレーファッションを楽しみましょう♡