「ワイズ」って意識してる? 自分に合ったシューズの選び方

洋服に比べてサイズの選択が重要になる靴。サイズが合わない靴を長時間履き続けると、靴づれや痛みの原因となります。また、姿勢や体の歪みなど、全身に様々な弊害が発生する可能性もあるでしょう。

靴選びにおいて、サイズ選択は最重要項目です。好みのデザインやお気に入りのブランドというだけで、足に合わない靴を選んではいけません。

正しいサイズ選びの際、重要になる要素が「ワイズ」です。ワイズとは足幅のことを指し、親指の付け根から小指の付け根をぐるっと一周した長さのことです。cmばかりに気を取られがちな靴のサイズですが、フィット感向上のためにはワイズの意識が欠かせません。

ワイズを意識した靴選びにおいて、ポイントとなる項目を解説します。

日本人の足のタイプは主に3種類とされています。親指が最も長く、小指に向かってなだらかに傾斜している「エジプト型」。人差し指が最も長い「ギリシャ型」。5本の指の長さがほぼ均等な「スクエア型」。自身の足型を把握することで、相性の良い靴が変わってきます。

ワイズの規格は「A・B・C・D・E・EE・EEE・EEEE・F・G」と10種類に分けられており、右に行くにつれて幅広になっていきます。靴のサイズ表記には、基本的にワイズの記載があります(一部例外あり)。自身のワイズサイズを知っておき、該当するサイズの靴を選択しましょう。

捨て寸とは、爪先部分に必要な空間のことです。歩行中の足は靴の中で動いており、足の動く空間を確保することで歩きやすさが向上します。この捨て寸の範囲を知るために、ワイズが重要になります。正しいワイズを確保することで、自ずと自然な捨て寸が生まれるのです。

ファッション感度の高いユーザーから高い支持を集めているNew Balance(ニューバランス)。中でも、人気の900番台シリーズは履き心地に定評があるモデルです。最新技術を駆使したモデルは、現在までに多くの型が販売されています。

ニューバランスのワイズは「D」が多く、一般的には細身のワイズとされていますが、モデルによって「E」や「EE」も展開されています。購入を検討する際には、必ずワイズを確認しましょう。

ファッションに関連するアイテムの中で、靴は最もサイズ感に気を使うべき対象です。いわゆる「デカ履き」など、あえてサイズの大きなスニーカーを履くようなスタイルは、足にとって良い履き方とはいえません。おしゃれと履き心地の両面を意識するならば、自分の足に合った形の靴を選択しましょう。