有機的フォルムが“今”のジュエリー
70年代、ティファニーの革新を牽引し続けた エルサ・ペレッティ。
彼女はジュエリーを「飾るもの」ではなく、身体と連続する造形物として再定義した。
その思想が今季、二つの新作リングとして再臨。
ボーンリングとスプリットリングは、ボリューム×官能×ミニマルを同時成立させ、
細リング全盛の手元に“彫刻”という新しい欲望を生む。
今回のデザイン、いままでと何が違う?
☑ 素材が一段上がった
以前:シルバー中心でデイリー
今回:18Kイエローゴールド×ダイヤ、価格は100万円台
☑ 造形の密度が違う
以前:モチーフを小さくして指へ
今回:指の起伏・角度・空白まで設計した立体。一本で雰囲気が出る
☑ 役割が変わった
以前:重ねる・抜け感担当
今回:一本で完結。黒白デニムの“何もしない日”でも成立
☑ 存在感のジャンルが変わった
アクセサリー → 造形物
日常の抜け → 手元の主役
☑ 大人が選ぶ理由が増えた
盛らずに印象が残る
服はシンプルでOK
長く使える価格帯へ
ボーンは“指の骨格”を引き出す
ボーンリング
ボーンリングは名作ボーンカフの縮尺。
面ではなく、指の凹凸に沿って光が走る造形。
黒ニット一枚に差し込むだけで、スタイルに陰影と官能が宿る。
●デザイン意図
名作ボーンカフの曲線を指の立体へ縮尺した造形。指の骨格と連続するように、面ではなく「起伏」を見せる彫刻的リング。
●素材
18Kイエローゴールドにダイヤモンドをあしらう仕様。ダイヤは繊細な輝きで、地金のボリュームを邪魔しない。
●価格(日本公式)
1,177,000円
●ボリュームと印象
しっかり厚みのある設計で、単体でスタイルを方向づける。黒ニットや白シャツに差し込むと、服の輪郭が締まる。
●着け心地
立体が指に沿うため、肌当たりが柔らかい。中指・人差し指に配置すると、陰影がいちばん引き出される。
●おすすめな人
細さで魅せるより、造形そのものをまとう感覚が欲しい人。モノトーン派、イヤカフや地金バングルを好む人。
Splitは余白のあるボリューム
スプリットリング
スプリットリングはラインを断ち、空白をつくる発想。
角度を変えて上に向ければアート、下に向ければ抜け。
盛らずに印象が残り、艶ネイルやイヤカフと噛み合う。
●デザイン意図
Split=分断されたラインを指に沿わせ、角度でニュアンスが変化。上向きだとアート、下向きで余白。
●素材
18Kイエローゴールドにダイヤモンド。繊細な石留めが、分断されたラインの立体を際立たせる。
●価格(日本公式)
1,012,000円
●ボリュームと印象
立体はあるが、ラインに空間があるため軽やか。艶ネイルや大ぶりピアスとの掛け合わせで都市的に寄る。
●着け心地
身体の延長として馴染む曲線。装飾ではなく“造形の気配”を指に残す。
●おすすめな人
黒/白ミニマル、ノームコアの格上げ、過剰に盛らず印象を残したい人。
まとめ
ボーンリングとスプリットリングが示すのは、
宝石より造形そのものが価値を生むという事実。
過不足ない曲線、空気を変えるボリューム、指に触れる彫刻。
手元が更新されるといつもの服もエレガントにアップデート。
2025年の締めくくりにぴったりなスペシャルピースをぜひ身につけて。











