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「オフィスサイレン」の次へ
2026秋冬のランウェイで存在感を見せたのが、膝丈からミディ丈の細身スカート。
そのムードを象徴するのが、MM6 Maison Margiela(エムエムシックス)の2026秋冬コレクション。身体に沿う黒のトップスと艶のあるレザーペンシルスカートを組み合わせ、ポインテッドトゥのシューズとサングラスでシャープに仕上げています。
2020年代前半に広がった「オフィスサイレン」が、肌見せや妖艶さを前面に出していたのに対し、今季は露出を抑えたミニマルな装いが中心。タイトな輪郭と鋭い小物で緊張感をつくる、“ニュー・オフィスシック”へと変化しています。
かつてのペンシルスカートと異なるのは、単なる“きれいめ”で終わらせないこと。大きなアウターや重さのある靴やカバンをぶつけ、端正なスカートのバランスをあえて崩すことで、今の空気へと更新されています。
今年らしいスカートは?
✔︎丈は膝下からミディが中心
✔︎身体に張りつきすぎない細身ライン
✔︎ウールやレザーなど厚みのある素材
✔︎スリットで動きや抜けをプラス
✔︎ハイウエストだけでなくローライズも選択肢に
いわゆるボディコンのようなフィット感ではなく、身体の輪郭を拾いながらも、どこかに余白を残したシルエットが2026秋冬の気分です。
【2026秋冬】ペンシルスカートはこう着る
①大きなアウターを重ねる
まず参考にしたいのが、GUCCI(グッチ)のバランス。タイトスカートと細身のトップスで縦のラインをつくり、肩や身幅にボリュームのあるコートを重ねています。
下半身がコンパクトになるぶん、上半身に大胆なボリュームを置いても重たく見えにくいのがポイント。腰まわりが気になる場合も、ヒップを覆うジャケットやコートなら挑戦しやすくなります。
ジャケットはジャストサイズより、肩が少し落ちるものを。袖を通さず肩に掛けるだけでも、端正なスカートに余裕が生まれます。
②シャツ×ブーツで更新
シャツとペンシルスカートは、ともすると“お仕事着”に見えやすい組み合わせ。MiuMiu(ミュウミュ)はそこに、足元を覆うロングブーツや存在感のあるバッグを加え、懐かしいスタイルを新鮮に見せました。
シャツのボタンを少し開けたり、袖を無造作にまくったりと、着方に隙をつくることも大切。白やサックスブルーだけでなく、ネイビーやチャコールを選ぶと、より秋冬らしいムードに仕上がります。
③トップスはインせずに
タイトスカートといえば、トップスをインしてウエストを強調するのがこれまでの定番。2026秋冬は、あえて裾を出し、腰位置を曖昧にする着こなしが新鮮です。
CHANEL(シャネル)では、シャツやロングカーディガンをスカートの上に重ね、さらに丈の短いジャケットをオン。トップスの裾を段差のようにのぞかせることで、クラシックなツイードスカートをラフに着崩しています。
ウエストを見せないことで、タイトスカートの“お仕事着感”や身体に沿う緊張感が和らぐのもポイント。トップスは腰骨からヒップにかかる丈を選び、スカートの細いラインを裾からまっすぐ見せると、ルーズになりすぎません。
④ベルトを効かせる
ベルトは身体を細く見せるためというより、縦長のシルエットに“区切り”をつくる感覚で。チェックやツイードなど表情のあるスカートには、黒やブラウンだけでなく、赤やボルドーのベルトを差し色として取り入れるのもおすすめです。
スカートと同系色なら自然に、コントラストカラーならコーディネートのアクセントに。ジャケットやコートを開け、ベルトが少し見える程度に仕上げると、主張が強くなりすぎません。
タイトスカートをシンプルに着るだけでは、どこか物足りなく見えることも。そんなときに加えたいのが、ウエストを引き締めるベルトです。
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⑤スポーティーに着崩す
ペンシルスカートの真面目な印象を一変させたのが、Coach(コーチ)の2026秋冬コレクション。
クラシックなスカートとスポーツウェア。一見正反対に見える組み合わせが、細身スカートを若々しく、日常的なアイテムへと変えてくれます。
ポイントは、スカートにチェックやウールなどトラッドな要素を残すこと。ロゴTシャツやゲームシャツ、スウェットを合わせてもラフになりすぎず、きれいめとカジュアルの対比が際立ちます。
足元もパンプスで整えず、薄底スニーカーやカラーソックスで遊びをプラス。ペンシルスカートを“女性らしく着るもの”という決まりから解放する、2026秋冬らしい合わせ方です。
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“きれいすぎない”が正解
2026秋冬のタイトスカートは、女性らしさを強調するためだけのものではありません。
大きなコートで輪郭を包んだり、重さのあるブーツを合わせたり、柔らかなニットで力を抜いたり。端正なシルエットに、少し意外なバランスを持ち込むことが、懐かしいスカートを今の気分へと変えてくれます。
隠すか、見せるかではなく、どこにボリュームを置き、どこをすっきり見せるか。自分らしくシルエットを選ぶ楽しさが、この秋冬は戻ってきそうです。









