「ローゲージニット」と「ハイゲージニット」の違い
ニットと言えども違いのある「ローゲージ」と「ハイゲージ」。具体的な違いは以下の通りです。
ローゲージニット
ローゲージニットとは、網目や縫い目、模様がわかりやすく、ニットの間に隙間ができるように編まれたニットのことを指します。ボリューム感が出やすいため一枚で着用したり、画像のようにアウターとして利用することも可能です。
ハイゲージニット
ローゲージとは違いニットの網目が目立たないほど密に編み込まれたニットを指します。一般的にインナー使用の薄手ニットに用いられる手法であり、ローゲージニットに比べフォーマルで落ち着いた印象を持つ特徴があります。
具体的なコーディネート
ローゲージニット
一枚で存分に存在感を主張できるのがローゲージニットの魅力です。秋口であればシンプルにコーディネートの主役として着用できます。真冬にはコートのインナーに使用する方法も良いでしょう。見た目にも温かみがあり、取り入れるだけで季節感を演出することが可能です。
ハイゲージニット
レイヤードコーディネートがお好きな方にはハイゲージニットがオススメです。薄手のニットは他のアイテムとの重ね着がしやすく重宝します。また、ローゲージニットに比べフォーマルで上品な表情を持つハイゲージニットはビジネスシーンで着用することも可能です。
胸元のワンポイントアクセントも、ハイゲージニットなら大人っぽい表情に。
オススメブランド
大人が着るニットの中でも代表的なブランドをご紹介します。
Drumohr(ドルモア)
「世界最古のニットブランド」としても有名な、スコットランド生まれの老舗ブランド Drumohr(ドルモア)。 今では生産拠点をイタリアへ移し、 長い伝統に裏打ちされたクオリティとトレンドを盛り込んだシルエットとデザインを持つ製品を生み出しています。
INVERALLAN(インバーアラン)
スコットランドで操業したハンドニットブランド「INVERALLAN」。海で働く漁師たちが防寒として着用していたセーターに着想を得て生み出されるセーターには、世界中にファンが存在します。通称「アラン編み」と呼ばれるハンドメイドニットには、熟練の職人の卓越した技術力が集約されています。
JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)
言わずと知れた高級ニットブランド「JOHN SMEDLEY」。ハイゲージニットブランドのパイオニア的存在である同ブランドのニット生産には、熟練の職人が手作業で進める工程が存在し現在でも伝統が守られ続けています。ニット好きであれば一度は袖を通してみたいブランドでしょう。
大人の冬コーデにはニットをお供に
冬場を象徴するアイテムであるニット。ニットが持つ落ち着いた柔らかい雰囲気は日々のコーディネートに大人の魅力をプラスしてくれます。シーンによってローゲージとハイゲージを上手く使い分けることができればファッションの幅は広がるでしょう。
冬が近づく秋口。寒さが本格化する前にお気に入りの一枚を見つけ快適なニットライフを体感してみてはいかがでしょうか?