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ロースタイル?
ロースタイルとは、インテリアでは高さが低めの家具をさす言葉。また「床に近い場所で過ごす生活スタイル」をロースタイルと呼びます。ローテーブルやローソファ、ベッドなどがロースタイルの家具にあたります。
ロースタイル生活ならではのメリット
ロースタイルな家具のある生活を取り入れると、どんなメリットが得られるのでしょうか?
空間に余白ができ、ゆとりのある空間を演出できる
ハイタイプの家具とは異なり、低めの家具でお部屋をコーディネートすることで、空間に余白が生まれます。この余白がお部屋の圧迫感を軽減し、より広い生活空間を演出することが可能に。
また、低い家具をメインにコーディネートすると天井も高く見えるように。全方向に余白が生まれます。
よりくつろぎやすくなる
私たち日本人はもともと床座の生活で過ごしてきました。床に近い場所で生活することで落ち着きを感じる方も多いのではないでしょうか?足を曲げたり伸ばしたり、寝転がってみたり、思い思いのくつろぎ方が楽しめるのもロースタイルならではですね。
生活動線が作りやすくなる
先にお話したとおり、低いものおくことで空間の全方向に余白が生まれます。余白が多くなると、生活動線を自分好みに調整できるように。より効率的に動ける空間を作りやすくなるのも、ロースタイルならではのメリットですね。
家具などが低くなることで、災害対策もしやすくなる、お子様のけがも防ぎやすくなる、といったメリットもあります。
ロースタイルインテリア、基本の作り方
空間を広く見せられるなど大きなメリットのあるロースタイルインテリアですが、どのように空間を整えていくのが良いのでしょうか?ここから、ロースタイルインテリアの作り方ステップをみていきましょう。
1. 空間全体の配色・テイストを絞る
ロースタイルのインテリアを作るなら、配色やテイストなどを決めていきましょう。家具の数が少なくても、全て高さがマッチしていてもテイストがバラバラだと散らかった印象に。こちらのようにある程度カラーとテイストをまとめておけば、よりおしゃれで統一感のある空間を演出できます。
2. 低めの家具でまとめていく
座って立ち上がる動作は、座面が低くなればなるほど腰に負担がかかりやすくなります。例えば、チェアなら座りやすい高さのもの、ベッドなら腰掛けて起き上がりやすいものなど、自分が使いやすい高さのものを選んでいきましょう。
空間に対する圧迫感を一番感じにくいのが高さ60cmほど。60cmより低いものを中心に選ぶほど、空間の解放感がアップしますよ♪
家具同士の高さにギャップが出てくるほど、空間の抜け感が出にくくなることがあります。家具同士を近づけて使う場合、できれば高さにあまり差が出ないよう工夫してみましょう。
床に敷くもの・座って楽しむものを揃える
床座メインの暮らしになりそうなら、お気に入りの質感の広めラグを取り入れてみたり、クッションを取り入れてみるのがおすすめ。春夏はシャリ感と清涼感が楽しめるジュート(麻)ラグ、秋冬は毛足長めのあったかラグ…など、季節によってファブリックの素材を変えてみるのも良いですね。
ロースタイルのインテリアを楽しむなら、壁のディスプレイも座って楽しめる場所に移動させてみるのもおすすめ。
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こちらはモロッカンインテリアでお馴染みの大きなクッションをテーブルとして配置した空間。クッションをあえてテーブルとして配置することで、空間がより柔らかい雰囲気に変化していますね。TVボードやソファ、サイドテーブルの高さも統一しているのも素敵なポイント。
プフクッションはオットマン(脚置き)としても、スツールとしても使えるため大変重宝するアイテムです♪
狭くても開放的♪ロースタイルインテリアでお部屋をプチ改造!
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狭さを特に感じる場所だけでも家具を低くしてみるとお部屋の雰囲気も大きく変わるので、時間がある時にぜひお部屋をプチ改造してみてはいかがでしょうか♪