エマちゃんのイイ女塾 #65│理想の自分を演じるのに疲れてしまいました…。

ご相談を読んでいて、職場で「本当の自分」を出せている人って、果たしてどれくらいいるのだろう。って考えてしまいました。

考えた結果、ほぼほぼいないんじゃないかなって。

なぜ本当の自分を出せないのか。
それは会社が組織であるというのが大きいですよね。


組織の中で”円滑に”生きていくとなると「会社に合わせる」ことになる。
会社に合わせるとなると「人に合わせる」という技術が必須になる。

人に合わせることで、自分の考えとは違う選択をする場面もある。
黒が白になるという事態も出てくる。

ねねさんの演じている「理想の人間」というのは、この組織にかなり順応したキャラクターなんじゃないかなって感じました。
要は「会社が、組織の人が、望んでいる人間」になっている。

かなりギャップがありますし、周りの人は信じられないかも知れませんね。

でも、わたしが思うに、その「理想の人間」の方が、やはり会社では便利なんですよ。
見た目ひとつとっても、周りからの評価、見られかた、頼られかたが変わりますよね。

ねねさんはそれもわかっているから、ちょっと無理をしてでも理想の自分を演じているのではないでしょうか。

私はその「理想の人間」を武器にするのは大いにありだと思います。
そう、これは武器だからです。

ただね、武器を常にぶん回して戦っていたら、そりゃ疲れるよね。
武器を下ろしたい時もあるでしょう。戦いたくない時もあるでしょう。

じゃあどうするか。自分の弱みを相手に見せることを覚えましょう。

会社の人から、理想と違うギャップを感じられて、「らしくない〜」「嘘だ〜」という言葉に傷つかなくていいの。

むしろこういう言葉をかけられたらチャンス。

「こっちが本当の私ですよ〜」「私結構あざとく頑張ってるんですよ〜」

とここぞとばかりに弱みを見せるんです。

ここでプライドを発揮していては、武器はぶん回したままです。

これは若いうちはどうしても難しいんだけどね。
若いときって背伸びしたいし、評価されたいし、何より、ないものねだりをするのが若さでもあるから。

無理をするというのは成長にもなります。理想の自分を演じているうちに、本当の自分になれる可能性もあるから。でも武器の置き方を覚えることはさらなる成長になります。なぜなら、長く戦えるからね。

これを若いうちから身につけておくと、本当の人たらしになるし、自分も苦しくなくがんばれる。
そんな最強戦士になれることを、わたしは願っています♡

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