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「いつかは持ちたいな‥」と漠然と思う、憧れのバッグでありますよね。20代ではまだ早いけど、30代になったら1つは欲しいのがハイブランドのバッグ。
この先、20年、30年と使い続けられる一生もののバッグだから、きちんと丁寧に選びたい。そんな方に、一生愛せるバッグの数々をご紹介します。
■HERMES(エルメス)
――1837年創業。
創業当時は馬具を専門としていたエルメス。ナポレオン3世やロシア皇帝などを顧客に持つ、優秀な馬具工房として知られていました。
1892年に、エルメス最初のバッグとして、現在の「ケリー」の原型といわれる「サック・オータクロア」が誕生。これを機に、馬具とバッグの分野で成功をおさめ、世界に知られる一流ブランドとなります。
創業当時の馬具や鞍づくりの独自の製法を、今も変わらず受け継ぐスタイルはエルメスならでは。熟練した職人の手作業によるバッグの数々は、世界中の女性の憧れといわれています。
人気のモデルは2年待ちということも。それでも欲しい、一生モノのバッグです。
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ブカッティ(Bolide ボリード)
1923年に、高級車ブカッティ用のバッグとして発表された「ブカッティ」。現在では「ボリード」としてその独特の丸みを帯びたフォームが引き継がれている。
Kelly(ケリー)
1955年にモナコ公妃であったグレース・ケリーが、妊娠中の腹部を持っていたバッグ「サック・ア・クロア」で隠したことから「ケリー・バッグ」と呼ばれるようになる。
Birkin(バーキン)
1984年に発表された「バーキン」。
飛行機の中で、籐のバッグの中身をまき散らしてしまったジェーン・バーキンの隣の席には、偶然にも当時のエルメス社長がいた。ポケットのついた使いやすいバッグとして、バーキンのために作られたこの一品は、世界中の女性の憧れのバッグとなる。
Picotin(ピコタン)
2003年に登場した「Picotin(ピコタン)」は、一度に多くの馬のエサを入れられる「ピコタン」の形状を元に作られたことで有名。2008年、南京錠と鍵がついた「ピコタンロック」が発売された。
■Loius Vuitton(ルイ・ヴィトン)
1854年、パリに世界初の旅行鞄の専門店として創業したルイ・ヴィトン。
1867年の世界万博での銅メダル受賞を機に、スペイン国王やロシア皇太子などの王皇室から愛用されるトランクの一流ブランドとして成長。現在では、トランクはもとより、デイリーユースのバッグブランドとしても世界中から注目を集めるブランドとなっています。
旅行用のカバンに求められる耐久性。ルイ・ヴィトンのバッグはこの耐久性に優れており、日々の生活においても痛みにくい加工の施された素材と技術力の高さに定評があります。
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モノグラム
ルイ・ヴィトンといえば、この「モノグラム」が世界的に知られている。1996年に発表されて以来、ルイ・ヴィトンを代表するデザインとされているが、もともとは日本の家紋からヒントを得たデザインといわれている。
ダミエ
1888年に誕生したダミエ。当時、模倣商品が数多く出回る中、商品のコピーを嫌い生み出されたのがこの特徴のある市松模様だったとか。いったんは廃版になったものの、1996年に復刻したシリーズ。
モノグラム アンプラント
2010年に発表されたモノグラム アンプラント。柔らかなカーフスキンの上に、モノグラムの模様が刻印された品のあるデザインが特徴。
■CHANEL(シャネル)
シャネルの歴史は、1910年にオープンした帽子専門店から始まります。「古い価値観にとらわれない女性像」をブランド・ポリシーとし、新しいアイディアを次々に取り入れたシャネルのデザインは、1世紀以上を経た現在でも、世界中の女性たちからの熱い支持を得ています。
働く女性の立場にたって作られたシャネルのバッグ。バッグといえばハンドバッグしかなかった時代に、両手が自在に使えるバッグとしてシャネルが考え出したのが「ショルダーバッグ」。見た目の美しさもさることながら、機能的にも優秀なバッグとして“シャネル”の名が知れ渡ります。
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マトラッセ
シャネルのバッグの象徴ともいえる逸品「マトラッセ」。どんな時代のファッションにもマッチする、特徴ある上品なダイヤ柄のステッチは、デザイン的な要素はもちろん、型崩れや傷を目立たなくするという配慮から考え出された。
ボーイシャネル
2011年に発表された「ボーイシャネル」。それ以前のフェミニンなシャネルスタイルとは一味違った、スタイリッシュなデザインが特徴である。新たなシャネルのベーシックラインとして、コレクションには欠かせない注目のシリーズ。
■CELINE(セリーヌ)
「セリーヌ」のスタートは1945年。
当初は、子供靴の専門店でしたが、次第に婦人用靴、プレタポルテと事業を拡大していき、ついにはフランスの上流階級のカジュアルファッションの代名詞と言われるまでに成長します。
一時期はその勢いに陰りをみせたセリーヌですが、元クロエのディレクター、ファービー・ファイロの起用によって「ラゲージ」「カバ」といった、世界のセレブたちに愛用されるバッグを生み出しています。
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ラゲージ
2009年に発表された「ラゲージ」。抜群の収納力と、選りすぐられた柔らかなレザーの品質、軽さや使いやすさが徐々に知れ渡り、現在ではセレブをはじめとする多くの女性たちの愛用するバッグ。『第二のケリー』との呼び声も高い、今世紀の傑作品。
カバ
シンプルなデザインのトート型バッグ「カバ」。今や「ラゲージ」に並び、セリーヌを代表するともラインいえるバッグである。この「カバ」から、「カバファントム」「ツイステッドカバ」など、新しいラインも生まれている。
■GUCCI(グッチ)
1921年創業のグッチ。革の本場といわれるイタリア・フィレンツェで、上質な皮革を扱う鞄店として徐々にその名が世界に知れ渡り始めます。一流の職人を集め、質の高い鞄を作るブランドとして、現在も多くの著名人やセレブにも愛用されています。
ジョン・F・ケネディ元アメリカ大統領夫人のジャクリーヌが愛用していたことから「ジャッキーバッグ」と名づけられたバッグ。エレガントなデザインと利便性に優れたことから、世界中の女性を魅了するバッグブランド“グッチ”として、確固とした地位を築くこととなります。
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ソーホー
2012年の発表以来、グッチを代表するラインとなりつつある「ソーホー」。グッチならではの柔らかい手触りのカーフスキンに施されたGGマークが特徴。2013年よりメンズも発売されている。
オフィディア
グッチの象徴ともいえるリーン・レッド・グリーンの「ウェブ」と呼ばれる帯が特徴的なバッグ。洗練されたヴィンテージ感がたまらないシリーズ。
■Saint Laurent(サンローラン)
サンローランの歴史は、オートクチュールから始まります。ディオールの主任デザイナーとして注目されることとなったサンローランは、1961年に「イブ・サンローラン」を設立。モード界に新たな旋風を巻き起こします。マニッシュな中にもエレガントな雰囲気の漂うスタイルに、世の女性たちは夢中になっていくのです。
2000年以降、ハイブランドの買収競争で、一時期は勢いを失ったサンローランですが、ステファノ・ピラーティ、エディ・スリマンといった有能なディレクターによって、コンテンポラリーなラグジュアリーブランドとして立て直しが図られます。次々と発表される新作に、再び人々は魅了されることとなります。
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カバス
1961年の「イブ・サンローラン」設立当初から使われている“YSL”のロゴ。半世紀以上たった今でも、新鮮に映るデザインの美しさが印象的だ。
■FENDI(フェンディ)
1925年に毛皮の専門店として開業したフェンディ。
その時代、時代のトレンドをとらえたデザイン性の高さから、全世界の女性を魅了するプロダクトを次々と発表し、いまなおイタリアを代表するラグジュアリーブランドとしてゆるぎない人気を誇ります。
加工や縫製の難しい毛皮を手掛けるフェンディだけに、職人の腕は確かと評判が高く、世界的ブランドとして現在も成長過程にあります。
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ピーカブー
ケリーのような、クラシックな外見にもかかわらず、バッグを開けると内側から異なる素材やカラーがのぞく、フェンディの人気シリーズ。ベーシックなフォルムと、遊び心のあるデザインが楽しめる傑作品。
■2022年改めて注目を集めた一生モノバッグ
Valextra(ヴァレクストラ)
スナップ式のクラスプが印象的なイジィデは、人生の節目を共にしてくれるクラシカルなバッグ。
BOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)
モダンながらシンプルで上品な佇まいが魅力の ARCO(アルコ)は働く女性にぴったり。
まとめ
敏腕のデザイナー、経験豊かな職人によって支えられているハイブランドのバッグは、それぞれに歴史的なストーリーが感じられるものばかり。そんな一流ブランドのバッグだからこそ、お気に入りのひとつが見つかるはずです。