「Love Yourself…EDITOR'S コラム」お洒落な人が無意識レベルで使っているファッションテクニックって?
2021/11/22
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「Love Yourself…EDITOR'S コラム」お洒落な人が無意識レベルで使っているファッションテクニックって?

Photo by:www.instagram.com

日々ファッションの発信を続けていて、街中ですれ違う人々を観察してしまうのがエディターの性。パリで生活したことがある私だからわかること、それは日本人は世界から見ても特にお洒落に気を使っている人が多いということ。


若者からマダムまで、日本人は特に個性あるスタイルを持っているのも事実。日本独自のトレンドや、体型がもともと華奢な日本人だからこそ楽しめるスタイルを心得ています。

そんな人々を日々観察してしまうエディターが「この人は本当にお洒落だ」と舌を巻いてしまうスタイルとは?小手先のテクニックだけではなく、ファッションに対する考え方や捉え方のような部分まで、本当にお洒落な人が無意識レベルで取り入れている5つのテクニックを徹底解剖。

⑴シンプル&ミニマル

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シンプルでありミニマル。つまりトレンド服を選ばないということ。

「え!?お洒落な人ほどトレンドを意識してるんじゃないの!?」一番目の理由としてそう驚かれた人も多いかもしれません。ですが、これがお洒落かそう見えないかを二分してしまう決定的な理由なのです。

なぜか。
それは、トレンドはいずれ廃れるとわかっているからです。トレンド=傾向・動向。文字通り一過性のものであるトレンドは、次のシーズンがやってくると着られなくなってしまうものが多いということは承知の事実。

もちろんトレンド服を選ぶなと言っているのではありません。お洒落な人ももちろんトレンド服を取り入れます。

ただ、毎シーズントレンドで固めすぎると、来シーズンに着られる、もしくは自分自身が着たいと思うお洋服が限られてきます。そうなると、また次のシーズンではお洋服を総取っ替え…なんてことになりかねません。

一方、お洒落な人は洗練されたトレンドに流されないアイテムをシーズンごとにきちっと持っているため、買い物で焦ることがありません。

新しい季節がやってきても、自分の持っているものと組み合わせて着られるものを数点買い足すぐらい。お洒落であるための第一条件は、シンプル&ミニマル。その言葉の中には、「コンサバティブ」や「オーソドックス」という意味合いも含まれています。

そんなの楽しくないと思われるかもしれません。ですが、考えていただきたいのです。毎シーズン着るものに困るか、それともいつも焦ることなくゆったりとした気持ちで新たな季節を迎えられるか、どちらが良いと思いますか?

自分の中の定番を見つければ、自然とトレンドに流されないスタイルが確立できます。その上シンプルな装いとミニマルなクローゼットにも繋がり、毎朝「またコーディネートを考えないといけない…」という出かける際のちょっとしたストレスもなくなるのです。

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私の理想のミニマル服は、The Row。

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⑵姿勢が良い

こちらも意外かもしれませんが、姿勢はお洋服を着る上でとても重要です。みなさんは、ご自身の姿勢や歩き方について考えてみたことはありますか?

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私はパリ滞在中に自分自身の姿勢が非常に汚いということを自覚しました。そこから本を読んだりして日本人の姿勢について思いを巡らせた時期まであったほど。

洋服とは、その名の通り西洋の服を意味します。つまり我々日本人が従来着ていた衣類とは異なります。しかも洋服が主に着られるようになったのは、せいぜいここ100年程度の話。日本人はDNA的にお着物を着るような体型として生まれてくるのです。

もちろん着物が悪いと言っているのではありません。これは遺伝子レベルの話なので何が良くて何が悪いという問題ではありませんし、着物は日本が誇るべき美しい文化です。

しかし西洋化した現代、お洋服を着る上で似合うか似合わないかという視点を持った時に、姿勢が非常に関係してくるのです。

着物は少し背骨が曲がっている方が優雅に見え、足元も内股の方がエレガントに見える衣類。一方洋服はその逆で、背筋を伸ばし足はどちらかというと外に向いている方が似合います。

いわゆるバレリーナのような美しい姿勢を想像していただくとわかりやすいと思いますが、胸を張って足をピンと前に突き出して歩くような人たちに似合うファッションが洋服なのです。

ですので、日本人らしい姿勢で洋服を着ると少しチグハグな印象になってしまいます。日本人は歩き方が変だと海外の人々から揶揄されることが多いのはそのせいです。

これはお着物の文化が色濃く残っているからだと言われており仕方のないことかもしれません。ですが、お洋服を着る上で重視して欲しい一つのポイントは「姿勢」に気を配るということだと言えます

続いてはやっとテクニック的な話になります。上記2点を意識した上で、お洒落な人はお洋服全体、つまり指先や足先まで神経が行き届いています。

⑶袖をまくる・丈感を意識

ですので、袖をまくって全体のシルエットを意識することができたり、自分のウエストの位置を把握していたり、トップスボトムス問わず丈感まで配慮が行き届いているのです。

つまり、自分を俯瞰して見るということに長けているのかもしれません。自分がどう見られたいか、どう見せたいかということを把握し、それに対して最適なアティチュードを示せるのです。

お洋服だけに限った話ではありませんが、私は皆それぞれが好きなスタイルを存分に楽しめば良いと思っています。

そこで先ほど例として挙げたように丈感を意識したり、ウエストの位置を把握したり、そこから派生して袖をまくったりといったテクニックが自然と内から出てくるのです。

しかし、何事も主観的な部分と客観的な部分が存在します。ご自身で楽しまれる分にはもちろんどんな装いでも良いと思います。ただ、一歩外に出ると必ず客観的な視点が生まれます。そこで、自分をどう見せたいかという意識が非常に重要になってきます。

「袖をまくる・丈感を意識」と書いた理由は、分かりやすい表現だから。この真の意味とは、自分のことを知るということです。

例えば、オフィスなど自分を清潔に見せたい場面では自分の体にあったものを選び、お出かけの際はカジュアルに見せたいので少しルーズな装いを楽しむ。これは一見簡単なように思えて、自分の体の寸法を把握していなければ実はそうたやすくできることではありません

お洋服を選ぶ際の軸は”トレンド”でも”憧れの誰か”でもなく他ならぬ”自分”であり、そのためにおおよその体の寸法を把握しているのはもちろん、精神的な面で言うと”自分がどうありたいか”というところまで考えているのです。

⑷小物使いを事欠かない

これは多くのお洒落さんがナチュラルに取り入れていること。シンプルでミニマルなお洋服が多いため、その中で個性を発揮するために小物づかいで周りと差をつけるのです。

必ずハイブランドのバッグを持てといっているわけでも、高級なジュエリーを身につけろと言っているわけでもありません。小物次第で⑶でもお伝えした見せたい自分に見せられます。例えばフェミニンで柔らかいデザインだったり、ちょっとエッジの効いたデザインだったり、これも自分を把握していれば見せたい自分像に照らし合わせて最適なアイテムをチョイスすることができるのです。

シンプルな装いをデコレーションしてくれるのは、バッグ、アクセサリー、サングラス。ここで個性が表れます。お洋服は買いすぎるとクローゼットが溢れてしまいますが、アクセサリーはそうはなりません。お洋服に比べて取り入れやすいアイテムなので、遊びの幅が広がります

コンサバティブでベーシックなアイテムが多いと少し飽きてしまう時もあります。そんな時に気分を変えてくれるのもアクセサリーの大きな役割。

その日の気分に合わせてジュエリーやバッグをチェンジするだけで印象がガラリと変わります。お洒落な人は着回しが上手だと言い換えることもできます。

小物選びに事欠かないこと、また小物を駆使すること。ベーシックなスタイルに自分らしいエッセンスを注入できるアクセサリーでワンランク上のファッションを楽しんでいるのが、お洒落さんの共通点です。

バッグをもっと見る

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これがお洒落な人のファッションテクニック!?と思われた人もいるかもしれません。ですが自分に自信がなければ背筋は曲がり歩き方はどこか気だるげで顔にも覇気がなくなります。そんな人を見て到底”お洒落”とは、私たちも思うことはできませんよね?

お洋服に着られてしまう人がいます。そういった人は、自分の年齢にそぐわないものを身につけている、もしくはどこか自信がなさそうです。もちろん人の心や感情はうつろいやすく流動的ですから、自分のスタイルを絶対に確立しなさいとまでは言いません。

⑸主役は自分自身

ですが、就職活動で自己分析をしたように自分らしさを自問自答し、最低でも自分が身につけていて心地よいと思える洋服を身につけて欲しいのです。ただこれだけで、主役を自分自身にすることができます。

最後も少し哲学的な話になりますが、この精神があればどんなお洋服を着ようがその人自身にエネルギーが満ち満ちているので、自然と自信が漂い輝いて見えます

もう一つお伝えしたいのは、世の中に渦巻く小手先のテクニックを鵜呑みにしないということ。ここで強く訴えたいのは、誰か憧れの人がいたとしてもあなたはあなたなのであってその人になれるわけではないということです。冷たい言い方のように聞こえるかもしれませんが全く逆。

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「Love Yourself」、つまりご自身を愛して欲しいのです。

私たちはクローン人間ではないし、誰1人として同じ人はいません。私たちは一人ひとりが神様から与えられた大切な存在であり、無駄な命なんて存在しないのです。あなたにしか表現できないものがあり、その使命を与えられてこの世に生まれつくのです。

「あの芸能人が持っているから」とか「あのモデルさんがやっているから」というものをもちろん参考にするのもいい。けれど、あなたはあなたなのだから、あなたらしくいられるスタイルを見つければいいだけなのです。

お洒落な人は、自分の長所や良い部分を殺すことはありません。むしろ上手に活用します。コンプレックスがない人間はいません。自分の体のあのパーツが気にならないと、誰しもが思うことでしょう。そんなコンプレックスをファッションでカバーすることで新たな長所を見つけることが得意なのもお洒落さんの特徴。

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お洋服はあくまで私たちをより素敵に見せてくれるためのツールであって、主役はいつも自分自身なのです。

自分を愛する

「これをすればお洒落になれる」といった単純なアドバイスではなく、一度立ち止まり自分自身を見つめ直すきっかけにもしていただけたらと思います。この記事を通して、より自分が好きになり、よりファッションを楽しめるマインドセットになれますように。

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STYLE HAUS編集部 2021/11/25更新,   初回公開日2021/11/22

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EDITOR / J

ファッションや美しい文化を通して、自分を愛すること。Love Yourself

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