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90年代の裏原ストリートブームを回想
90年代の東京・原宿、通称:キャットストリート周辺のエリアを「裏原」と呼び、ストリートファッションの大ブームを巻き起こしていた事を覚えているでしょうか。このブームは日本国内だけでなく世界的にも注目が高く、30年経った今でさえ、海外の大手メゾンも現代に活かすデザインやファッションルーツの参考にしています。
人気となったブランドは数知れず、シュプリームでさえ下火の時代
今でこそシュプリームは世界的ブランドとしてプレミアムな立場に居ますが、当時はスケーターブランドの一角に過ぎませんでした。日本国内のドメスティックブランド含め、海外のスケーターブランドも多く入ってきており、まさに「ストリートの時代」と呼べるブームでした。
A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)
裏原ブームの筆頭として人気であったNIGOが立ち上げたA BATHING APE(ア ベイシング エイプ)。このブランドを知っている方は、かなり多いのではないでしょうか。
猿(エイプ)のマークをアイコンに、総柄やド派手で存在感あるアイテムを多数繰り出し、ひと目で”エイプのアイテムだ“と分かるデザインが特徴的。
女子人気も高く「カッコ良い&可愛い」を両立できる
エイプはストリート好き女子にも超オススメできるブランド。ポイントとしては「カッコ良い&可愛い」をどちらも楽しむことができ、当時のアイテムと比べ『カジュアルなシーンでも合うアイテムが増えた』事が肝です。
メンズアイテムもかなりアップデートされている
90年代当時はA BATHING APEそのものがトレンドでした。ですが、現在では時代のトレンドをエイプが取り込む形で、さらにオシャレになっているように個人的には感じられます。
ワーク風スタイル、またバンドTなど、創設者であるNIGOが創造する「音楽・カルチャー・ヴィンテージ」の基本スタイルに加え、現代らしく生まれ変わったA BATHING APEはかなりオススメです。
STUSSY(ステューシー)
南カリフォルニアのサーフシーンから生まれたSTUSSY(ステューシー)も、90年代裏原ブームの代表的な横ノリ系ブランドとして人気でした。
当時は「サーフィン、スケーター、スノボー」をはじめとした横ノリ系全般を満遍なくアイテム展開していましたが、現代ではスケーターファッションが注目されている事からスケボー中心のラインナップが印象的です。
スケーターアイテムを”メンズっぽく着こなす“のが可愛い!!
例えばペインターパンツにTシャツを合わせタックインするなど、シンプルな合わせ方だけど”着こなし次第で“簡単にお洒落に決まるのがステューシーのアイテム。女子がスケーターアイテムを”メンズっぽく着こなす“ことで、より自然に男臭さが抜けて絶妙にお洒落。
キレイめもイケる!!ステューシーこそ理想のメンズブランド
ブランドとして、かなりテイストの振り幅が広がったことも現代のステューシーの特徴となります。下記写真のようにキレイめなスタイルにも挑戦できますし、ワーク、ヴィンテージ、デニム系も得意としています。
ステューシーは素材にもかなりこだわったブランドなので、ステューシーにしかない柄やアイテムが多く揃っています。
TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)
今でこそカジュアルスタイルをベースとしたブランドとして人気なTOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)ですが、90年代当時はフレッピー・オールドスクールのストリートスタイルで注目されました。
オーバーサイズシャツ、カレッジスタイル、ウィンドブレーカー、ロゴパーカーなど、当時の名作は今だに色褪せません。
トミーの取り入れ方は無限大
トミーのアイテムはどんなスタイルにも合わせる事ができ、ストリートスタイルはもちろん、キレイめやカジュアル、そして流行りの韓国コーデにも取り入れることが出来ます。
①キレイめ×カジュアル
②ストリート×スポーティ
③カジュアル×韓国ストリート
若者向けの、カジュアルスタイルが今っぽい◎
トミーはメンズ・レディスそれぞれで楽しめるブランド。特に現代では、10代・20代の若者に似合うカジュアルなアイテムが多くリリースされています。オールドスクールなテイストのアイテムを若者が着こなす事で、よりお洒落感が高まるのです。
〜まとめ〜
今回特集した3つのストリートブランドは90年代当時の良さを残しつつ、現代風にアップデートされている所にも注目です。これらブランドはカップルで着こなす方も多いので、特にストリート好き男女には間違いなくオススメのブランドです。